Audio Technica Banana Plug AT6302 and AT6301
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AT6502(上)と AT6301(クリックすると拡大) |
北欧デンマーク DALI 社の小型スピーカー
ZENSOR PICO 導入記の続き。ケーブルとバナナプラグへのいわば「悪あがき」がこの写真に見て取れる。前項
「電線病に感染したのかな?」で書いたように、当初は平行型ケーブルだったのだが、好奇心からツイスト型に替えてみた。そしてバナナプラグはオーディオテクニカの AT6302 から AT6301 に変更した。いずれのプラグもソルダーレス、ハンダなしでケーブルを繋ぐようになっている。かつて「アキハバラ少年」だった私はアンプを自作していたくらいだから、ハンダ付けは苦にならない。ソルダーレスバナナプラグは接点が増える点に問題があると言われているようだ。その点を考慮して、メインのオーディオ装置のプラグはケーブルをハンダ付けしている。にも関わらず ZENSOR PICO ではなぜ省略したのか。PC用スピーカーだし、いろいろ実験したくなったのである。
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Audio Technica Insulator AT6098 |
写真をご覧になれば分かるように AT6302 はオール金属で見た目にはカッコいい。ところが左上の図のように接触面積が小さいし、ケーブルがプラグから抜けやすい。その点 AT6301 はビニールの被覆をおよそ 13mm 剝き、2本のビスで締め付けるのでより安定感がある。ケーブルが細く、倍の長さの被覆を剥いて芯線を挿入したので、かなりきつく締まった。スリーブが ABS 樹脂製なので、接触ショート事故を防げる。デザイン的には劣るが、赤黒の色分けによる極性の明示が好ましい。以上が変更の理由であるが、音質が劇的に向上したとは残念ながら断言できない。何となく音がクリアになったような気がするが、同時導入した振動吸収用インシュレーターの効果かもしれない。いずれにしても要素が複合するので、あくまで主観に過ぎなく、客観的な評価は難しいと弁解しておくことにする。ただオーディオ機器は視覚的要素も大事で、その点ではかなり満足している。音楽愛好家である私は、いい音で聴きたいという願望はあるが、決してオーディオマニアではない。しかし時おり憑かれたように、ラジオペンチを手にした「アキハバラ少年」に戻ってしまうようだ。
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