2016年8月16日

紙の感触が読書の愉しみを増幅する

丸善京都本店復活一周年記念のブックカバー

丸善京都本店が8月21日で「復活一周年」を迎える。文庫本を一冊購入したら、ご覧のような記念ブックカバーをつけてくれた。安野光雅さんのイラストをあしらったもので、梶井基次郎の小説『檸檬』をイメージしたものである。アマゾンが上陸してからは、書籍、レコードはもっぱらネット通販で購入することが多かった。というのは、書店では現物がないことが多いからだ。もっぱら買うのは文庫本だが、例えば岩波文庫をちゃんと揃えている書店は少ない。京都市内の大型書店といえば、イオンモール大垣書店だが、自宅からはちょっと遠い。だから京都地区最大級の売り場面積を誇る、丸善京都本店の復活は有り難かった。一時アマゾンの電子書籍リーダーKindle導入を考えたこともあるが、海外に住むとか、長期旅行するとか、という状況は今の私には考えられないので、見送ったままになっている。紙の感触、それが読書の愉しみを増幅するのである。

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