2013年9月6日

ソニーのレンズスタイルカメラはスマートフォン連動の斬新ツール

Sony QX10 with Apple iPhone5

アップルにいわばやられっぱなしだったソニーが、久しぶりにソニーらしい製品をリリースした。DSC-QX10/QX100で、スマートフォンに接続できる点が最大の特徴である。装着するとスマートフォン内蔵のカメラの交換レンズに見えないわけではないが、「レンズスタイルカメラ」とネーミングされてるように、レンズ状の筐体にデジタルカメラの機能を搭載したものである。バッテリー、SDカードスロット、ズームレバー、シャッターボタンを搭載し、単体でデジカメとして機能する。ただしディスプレイは搭載せず、スマートフォンとWi-Fi接続することで、レンズからの入力映像をスマートフォン側のディスプレイに表示する。デジカメに触れていると、Wi-Fi接続できるといいなと思うことがしばしばだが、その先を行った感じのカメラである。スマートフォンが持つ多機能をそのまま使えるわけだから、ある意味、既存のデジカメを上回っていると言えそうだ。二つを離して使えるので、電波が届く範囲の遠隔操作をできるのも写真表現を幅を広める可能性がある。海外で先行発売されるが、国内は未定だという。気になるのはヒットするかだが、スマートフォンでもっぱら写真を撮ってるフツーの人は、内蔵カメラで満足している可能性があり、食指を動かさないかもしれない。手を出すとすれば、新しい表現を模索している写真愛好家ではないだろうか。

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