2011年8月18日

ソニーαNEX-5によるピンホール&ゾーンプレート写真テスト

レンズ Sony NEX-5 with E18-55mm F3.5-5.6

ソニーαNEX-3によるピンホール写真テストを先月末に行いリポートしたが、新たにNEX-5を入手したので、ピンホールおよびゾーンプレート写真のテスト撮影した。同社の新製品NEX-C3との比較について前回書き忘れたこと、それはすでに型落ちしているせいかNEX-5のほうが価格が低いということである。さらにNEX-3のほうが安価なのだが、動画機能に関してはNEX-5に軍配が上がるので、これを選んだ。

ピンホール Sony NEX-5 with Pinhole 18mm F120

前回のNEX-3によるピンホール写真テストと同じだが、今回ゾーンプレート写真もテストすることにしたので、比較のため撮影した。NEX-3とNEX-5はセンサーが同じなので、画質その他の差はない。ピンホールは自作できるが、というより自作してる人のほうが多いが、これは米国ワシントン州クリスティアンセン社製のプレートを使用した。ステンレスの薄板にレーザードリルで孔開けしたものだが、製造中止になっているらしく、現在では入手不能である。口径は0.150ミリだが、0.15ミリと書かないのは、下3桁まで有効数字だからだ。

ゾーンプレート Sony NEX-5 with Zoneplate 25mm F47

ボディキャップにゾーンプレートを付けたソニーNEX-5 (フード兼保護リングはフィルムケースの蓋を加工したもの)

ピンホール写真は光の直進性を利用するが、ゾーンプレート写真は回折現象を利用して画像を得る。私のホームページにその作成パターンを掲載、作り方を解説してある。弓道の的に似たパターンを、黒白フィルムで縮小コピーして作るが、富士フイルムから出ていた複写用ハイコントラストのミニコピーフィルムが製造中止になってしまったので、自作を諦めて市販のものを使うことにした。学研『大人の科学No.14』の付録、はステレオピンホールカメラ用のゾーンプレートを、トイカメラ販売で知られる「エイ・パワー」から取り寄せた。焦点距離25ミリなのでちょうど良い。なお同社は焦点距離50ミリおよび80ミリのゾーンプレートも扱っている。小型一眼レフや中判カメラのボディキャップに孔を開けて貼り付ければ、気軽にゾーンプレート写真を楽しむことができる。興味ある方は以下のウェブサイトにアクセスしてみてください。

A-Power Inc. http://www.doctor-and.com/

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