2026年9月15日

率直な筆致と臨場感で見る者をその情景へと引き込む写真家フィル・ペンマン

Walking in Midtown, New York
Walking in Midtown, New York, 2018
Phil Penman

フィル・ペンマンは1977年、イングランドのドーセット州ブライアンツパドルで生まれた。バークシャー美術デザイン大学で写真の正式な訓練を受けた後、地元の新聞社『ウォーキンガム・タイムズ』紙で働いた。2000年、ペンマンはカリフォルニア州ロサンゼルスに移り、その後ニューヨークに移り、セレブニュースエージェンシーのスプラッシュニュースに入社した。セレブを撮影する傍ら『ガーディアン』『インディペンデント』『デイリーテレグラフ』紙のために世界中のニュースを取材し『パリマッチ』誌にも特集記事を掲載した。2001年9月11日、ニューヨークの世界貿易センタービルへの同時多発テロ事件の現場に居合わせ、カメラでその出来事の貴重な映像を撮影した。NBCの「トゥデイ」をはじめ、BBC、ヒストリーチャンネル、アルジャジーラなどで取り上げられ、その時の作品は国立9月11日記念博物館の永久アーカイブに収蔵されている。フィル・ペンマンがその日に撮影した女性は、17年後に彼女自身の結婚式の撮影を彼に依頼した。

Walking Dead
Walking Dead, New York, 2020

ニューヨークにおけるパンデミックによるロックダウンを取材した彼の作品は、ウォーカー・エヴァンスやドロシア・ラングといった大恐慌時代の偉大なドキュメンタリー写真家の作品を所蔵する米国議会図書館に収蔵された。ペンマンは、ニューヨーク、ワシントンD.C.、ボストン、ロンドンのライカギャラリーで作品を発表するほか、その代表的なストリートフォトグラフィーは、ヴェネツィア、ベルリン、シドニーなど、遠く離れた国際展にも出品されている。 またライカアカデミー主催の写真ワークショップで世界中を巡回指導している。

Monana Lisa
Monana Lisa, New York, 2020

最近では、アンリ・カルティエ=ブレッソン、セバスチャン・サルガド、ダイアン・アーバス、ギャリー・ウィノグランドといった巨匠たちと並び、「最も影響力のあるストリートフォトグラファー52人」の一人に選ばれた。2019年に出版されたペンマン初の写真集『ストリート』はベストセラーとなり、ニューヨーク近代美術館でも展示された。彼はまた、アメリカ東海岸の大都市を、めったに見られない、穏やかで静かな一面から捉えている。

Umbrella Man
Umbrella Man, New York, 2025

これらの写真は、大雪の嵐の最中とコロナ禍のロックダウン中に撮影されたもので、それまで私たちが知っていた世界を完全にひっくり返したパンデミックによる制限を、現代の視点から証言している。 イギリス生まれの彼は、20年以上にわたりニューヨークの街を撮影してきた。マイケル・ジャクソン、マドンナ、ジェニファー・ロペス、ビル・ゲイツといった著名人の写真で知られている。 2001年9月11日、ニューヨーク史上最大の悲劇が街を揺るがした。

Midtown
Midtown, New York, 2020

フィル・ペンマンは現場に居合わせ、カメラでその出来事の貴重な映像を撮影した。彼は街の最も繊細な瞬間を印象的な方法で捉える術を知っている。モノクロ写真で親密な瞬間を捉え、喧騒から遠く離れたニューヨークの人々と街並みを見せてくれる。大都市の都会生活がこれほどまでにリアルに描かれているため、思わず笑みがこぼれる写真もある。ペンマンは、爽快なほど率直な筆致と、まるでその場にいるかのような臨場感で、見る者を文字通りその情景へと引き込む写真家である。下記リンク先はフィル・ペンマンの公式ウェブサイトです。

photographer Phil Penman (born in 1977) Exhibitions | Publications | Workshops | Artworks | Contact

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