2011年3月21日

福島原子力発電所の人工衛星写真

東北関東の太平洋沿岸を中心に、東日本を襲った地震と津波は壊滅的な被害を同地方に与えました。多くの尊い人命が失われたのですが、加えて東京電力福島原子力発電所も津波によって、外部からの送電と非常用発電機が止まり、冷却装置を動かす電源を失い、原子炉が危機的な状況に陥ってしまいました。以下の画像は米国デジタルグローブ社の人工衛星が捉えた同発電所の高解像度写真です。画像をクリックすると拡大表示されます。

2011年3月14日:東京電力福島第1原子力発電所の衛星写真。午前11時04分、爆発3分後に撮影。©DigitalGlobe

2011年3月14日:東京電力福島第1原子力発電所の衛星写真。午前11時04分、爆発3分後に撮影。©DigitalGlobe

2011年3月18日:東京電力福島第1原子力発電所の衛星写真。午前11時20分撮影。©DigitalGlobe

デジタルグローブ社の解説:災害を知った私たちはすぐに、画像収集を行うため3つの人工衛星を配置しました。3月12日土曜日を皮切りに、1日に4万8000平方キロメートルをカバーしながら、すべての被災地域の画像収集に焦点を合わせました。デジタルグローブ社は、事件前のその地域の状態を見せる、歴史的な写真による世界一大きい画像ライブラリーを持っています。それによってすべての国を襲う地震や津波の初期の影響を鮮明に見ることができるのです。それ以来、私たちは30万平方キロメートルを含む、傷付いた地域の最新画像情報を集める私たち集団の力を使っています。毎日働きながら、私たちの人工衛星は原子力施設の爆発と故障(福島第一原子力発電所3号炉爆発の1分前と3分後の信じがたい画像を含む)を目撃し、高速道路の状態を記録し、主要港と精製所の損害額を査定したのです。私たちの画像と分析は毎日の3時間の収集の範囲内で、顧客にオンラインで利用可能です。それは収集から分析までのリアルタイム周期に近いものです。

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