2019年12月29日

ねずみ年を子年と書く不思議

マトリョーシカ風ねずみの迎春カード

ご存知 2020 年の干支は子(ね)すなわちねずみが、なぜ「子」なのだろうか。十二支は中国最古の王朝、殷の時代に使われていた。天文学での星の位置や、暦での年や月、時刻などを示すものだが、庶民にも分かるように、戦国時代から漢の時代に動物が当てはめられたそうである。つまりねずみが、元々あった漢字「子」に当てはめられたのだが、なぜそうなったのか不思議である。私の親の世代は「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」(ね、うし、とら…)と空んでいた人が多かったように記憶している。現代でも「ねずみ年生まれ」という風に生年に干支が使われている。近年、干支が前面に出るのが正月で、年賀状の絵柄にわれたり、初詣の絵馬のモチーフになったりする。イラストはロシアの民芸品マトリョーシカ風のねずみの迎春カードで、フリー素材を使って作ってみた。中国と国境を接するロシアでも干支はよく知られている。年末はいつもにも増して、干支モチーフのグッズやカードが増えるのは日本と同じようだ。それでは皆様、どうぞ良いお年を。

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