ファーウェイのタブレット MediaPad T3 7 を購入した。今年3月、思うところがあり昔ながらの携帯電話、俗にいうガラケーに戻した。そしてそれまで使っていたソニーの Xperia Z3 もウォークマン代わりに携行してきた。ごく稀だけど、外出先でウェブメールをチェックすることがあるので、画面がより大きい7インチのタブレットに食指を伸ばしたのである。新書版とほぼ同じ大きさなので、これを機会に電子書籍を導入しようかなというアイデアが脳裡を掠めるが、やはり紙の感触を大事にしたいのでやめようと思う。ところでなんと1万円を切るという値段に仰天する。実際に手をとってみると、アルミニウム合金の筐体が美しく、高級感すらある。IPS 方式の液晶画面も綺麗で、音質も悪くない。通販サイトのカスタマーレビューを読むと、多くの人たちがそのコストパフォーマンスの高さが、その購入の動機になっていることが分かる。ただ残念なのは、内部ストレージが 16GB しかなく、音楽プレーヤーとして物足りない。そこで microSD に詰め込むにした。Android の良いところは、アップルの iTunes のようなツールを使わなくても、Windows エクスプローラーでファイルの転送ができることだ。ファイルの可視化は有難い。オープンソースがベースの OS はメーカー間の競争を喚起するので、優れたハードウェアを産むと思う。良い買物をした。
ところでファーウェイ製品に関してはゴタゴタ騒ぎが続いている。発端は6月15日に、ドナルド・トランプ米大統領が非米国企業の通信機器使用を禁止する大統領令に署名をしたことだった。対中国貿易に打撃を与えるという大統領の思惑が背景にある。そもそもファーウェイは米国市場でスマートフォンをほとんど売っていない。しかしファーウェイの新端末でグーグルの関連ソフトが使用不可になる恐れがある、とのニュースが世界中を駆け巡った。これによって英国や韓国、そして日本でもファーウェイ離れが加速したのはご存知の通りである。一時グーグルがファーウェイと取引を停止するという報道が流れた。しかしこの分野に関しては全くの素人だが、そうならないと思っている。というのはファーウェイは独自の OS を開発できる能力があり、グーグルの支配的立場が徐々に弱まる可能性があるからだ。万が一オープンソースベースで Android もどきの OS を作られたりすれば、そのバグが大量に発生して、かえってセキュアでないスマートフォンが世界に蔓延しかねない、とグーグルが米商務省の関係者などに抗議したという噂がある。トランプ米大統領は6月29日、中国の習近平国家主席との会談後、ファーウェイに米企業が部品を売ることを認める意向を示した。これで米中貿易摩擦が霧散するとは思えないが、カメレオンの如き朝令暮改である。
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米中貿易摩擦で揺れるファーウェイ |
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