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扇風機を購入したら「電源プラグ AC アダプターを抜こう」というキャンペーンチラシが入っていた。待機電力のある家電、例えばテレビや HDD 録画デッキ、ゲーム機など、使っていないときは電源プラグをコンセントから抜こうという提案である。ただキャンペーンを主催しているだろう組織は不明で、このメーカー独自のものかもしれない。世界的には環境保護団体グリーンピースが、カナダで実施した DM 施策がよく知られている。コンセントの差込口に、地球温暖化などが原因で、絶滅が危惧される北極熊の顔をしたシールを貼る運動であるが、残念ながら国内でこのシールを見たことがない。待機電力の元凶はリモコンである。人間は横着なもので、離れたところから電源を ON/OFF するためにリモコンを使う。ところが電源を切ったつもりが実は切れていないのである。待機状態の消費電力はごく僅かと言われているが、重なれば大きい。天井近くあるクーラーなどは仕方ないが、テレビなどには必要ない。いずれにしても電源プラグを抜けというキャンペーンは、残念ながら、便利が有利な日本では定着しないような気がする。いっそのこと、できれば不用なリモコンを家電から廃止すれば、知らず知らずうちにエネルギーの無駄遣いに一矢を報いることになるだろう。
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