大垣書店(京都市北区小山上総町)
この季節、書店に「新潮文庫の 100 冊」というコーナーができる。夏休みに入った学生たちへのキャンペーンである。どのように選んでいるのか調べたところ「特に基準はありません!その年に読んでもらいたい文庫を部員たちが試行錯誤の末に決めています」とか。今年は「高校生に読んでほしい30冊」「中学生に読んで欲しい50冊」という小冊子が置いてあったので手に取ってみた。自分が読んだ本をチェックしたところ「高校生」では僅か5冊だった。そして「中学生」では同じく5冊だった。
同文庫のツイートの通り選考基準はないものの、ちょっとヒット率が低い。中高生向きだからかなと思い、全100冊をチェックしてみた。リチャード・バック『かもめのジョナサン』三島由紀夫『金閣寺』ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』安部公房『砂の女』マーク・トウェイン『トム・ソーヤーの冒険』サン=テグジュペリ『星の王子さま』梶井基次郎『檸檬』ヘミングウェイ『老人と海』などが既読だった。いずれも評価が定まった作品ばかりである。未読の推薦書籍に食指が動かないのは、現代文学を避けがちだからかもしれない。特に基準はありません!その年に読んでもらいたい文庫を部員たちが試行錯誤の末に決めています。来年以降のリクエストなどありましたらどうぞ!(O) #100satsu RT @fuchsiaxxx #100satsu 毎年楽しみにしてます、100冊の選考基準とかあるんですか〜— 新潮文庫 (@shinchobunko) 2011年6月13日
新潮文庫の 100 冊 2018年
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