2018年7月18日

東京オリンピック 2020 猛暑開催の異常

建設中の新国立競技場

安倍は大嘘つき
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記録的な猛暑が続いている。今日は検査で病院に出かけたが、バス待ちの停留所の暑さに辟易、往復するだけで疲れてしまった。そんな最中、英国タイムズ紙の "Olympic athletes could die from Tokyo summer heat, warn experts" という記事が目に止まった。2020年(7月24日~8月9日)の東京オリンピックではアスリートばかりではなく、観客も夏季の日本の首都の気温上昇や湿度の高まりによる熱中症による死亡の危険がある、と専門家が警告しているという内容である。単に日本の問題だけではなく、選手を送り出す世界の国々にとっても気がかりだと想像される。東京都や国は莫大な費用をかけて、アスファルトに熱を反射する塗料を塗る工法を、コースに施すことにしたという。しかし場当たり的な対処法で「五輪史上最も過酷なレース」になることには変わりがない。毎日新聞によると、東京五輪・パラリンピック組織委員会は、スイスのローザンヌで開催された国際オリンピック委員会理事会に五輪の競技日程の大枠を提案、承認されたという。男女マラソンは「酷暑」が想定されるため、開始時間を立候補ファイル(13年1月作成)から30分早めて午前7時とするなど、屋外競技で開始時間を繰り上げ、可能な限り暑さを避けるそうだ。東京の午前7時は、ニューヨーク午後6時、ロサンジェルス午後3時と、米国のテレビ中継には都合良い時間帯である。なぜ秋ではなく真夏に開催されるのか、その理由を私は知らない。しかし中継料を稼ぎたい、9月からプロフットボールやバスケットボールのシーズンが開幕するから、という計算が国際オリンピック委員会にあったのではと疑っている。それにしても早朝開催ということ自体が異常である。蛇足ながら私は開催そのものに反対である。オリンピックはすでにその精神を失い、商業主義にどっぷり浸かっている。2013年にアルゼンチンで開かれた国際オリンピック委員会総会での誘致プレゼンテーションで、安倍首相が「フクシマについて、お案じの向きには私から保証をいたします。状況は統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません」(原文は英語)と真っ赤なウソをついたからである。

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