2016年9月15日

民進党新代表蓮舫氏の危うさ


民進党の蓮舫氏が15日、新代表に選ばれた。旧民主党の政権運営失敗に呆れて以来、同党は私の視界からほぼ消え去ったと言ってよい。だから今回の代表選に興味を持っていなかった。ただ「二大政党復活」を標ぼう、野党共闘を避けようとする前原誠司氏はマズイなとは思っていた。しかし途中、日本外国特派員協会の記者会見で岡田克也代表(当時)について「大好きだが、1年半一緒にいて本当につまらない男だと思った」と述べたという報道に接し、危うい人だなと感じた。でもこれは内輪の冗談話だからと看做したが、日刊ゲンダイ9月12日付け電子版の記事「辺野古移設『結論守るべき』蓮舫氏“負のレガシー”に固執」という記には目を疑った。蓮舫氏は候補者討論会「辺野古移設は旧民主党政権時代に米国と合意した」と前置きした上で「結論は基本として守るべきだ。どんなに米国と話をしても、選択肢は限られてくる。基軸はぶれるものではない。それが外交の基本戦術だ」と訴えたという。米国と合意したのは旧民主党のであって、日本国民の総意ではない。米軍基地で苦しめられている沖縄県民の民意を裏切っている。調べてみたところ野田佳彦氏が率いる「花斉会」のメンバーである。発言にはこの背景があると思われる。所謂「野ダメ」と揶揄された野田氏の影響下にあるのだろう。民進党は実に危うい新代表を選んでしまった。

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