2012年2月1日

きかんしゃトーマスがやって来た


プラレールのトーマス  Fujifilm Finepix X100

プラレールは幼児向けの玩具だが、大のオトナでも結構凝ってる人が多いらしい。レールの配置を複雑に組み合わせるのが面白いのだろう。車体は新幹線や在来線など様々だが、きかんしゃトーマスを模したものに惹かれる。人間のマスクを機関車の前面にしたユニークなものだが、イギリス及びカナダ制作の幼児向けテレビ番組のキャラクターである。原作はウィルバート・オードリー牧師による、1945年から続く人気絵本シリーズ「汽車のえほん」だという。私は絵本を読んでいないが、アニメーションの断片をいくつか動画共有サイトYouTubeで見た。機関車を擬人化したゆえ不気味だという意見もあるようだが、結構興味深い内容になっている。機関車が衝突したり、橋が壊れて脱線転覆、川に落ちるシーンなどは残酷と言えなくもない。それをレスキューするクレーン車があるのが救いであるが、要するに汽車を借りた人間ドラマなのである。オトナがプラレールを幼児と違った方法で遊べるように、トーマス物語もまた、幼児向けでありなながら、一緒に見るだろう親たち、すなわちオトナに対しても含蓄あるメッセージが込められているような気がする。

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