スタートアップ企業の紹介と科学技術のニュースサイト TechCrunch(テッククランチ)によると、ソーシャルメディアで X と競い合う Bluesky は、イーロン・マスクが所有する以前は Twitter として知られていたプラットフォームからの離脱者の急増から恩恵を受けているという。11月19日、Bluesky は大きな節目を迎え、ユーザー数が2,000万人を突破した。さらに新しいデータによると、アプリの急速な成長により、1日のアクティブユーザー数やウェブサイト訪問数などの指標で、もう1つの有力な X のライバルである Meta の Instagram や Threads との差が縮まりつつあることがわかった。Bluesky のユーザーベースは、月間アクティブユーザー数が2億7,500万人を超えたと最近発表された Threads に比べるとまだはるかに小さい。
しかし Bluesky の現在の成長率が維持されれば、やがて Threads に追いつく可能性があると、世界中の大手企業に市場分析データを提供している SimilarWeb は考えているそうである。同社のデータによると、大統領選挙前は Threads の1日当たりのアクティブユーザー数(DAU)が Bluesky の5倍だったが Bluesky の活動がピークに達した11月15日には、アメリカにおける Threads の Bluesky に対するリードはわずか1.5倍にまで縮小していた(1日当たりのアクティブユーザー数には iOS および Android のモバイルアプリが含まれ、ウェブサイト訪問者は含まれない)。Instagram の責任者アダム・モッセリは SimilarWeb のデータが正確であることを否定したが Meta は DAUを公開していない。しかしマスクが所有する X は依然として優位に立っており、現在、アメリカにおける1日のアクティブユーザー数は Bluesky の10倍以上である。
同社のデータによると、アメリカとイギリスの両方で、1日あたりのウェブサイト訪問者数で Bluesky が Threads を上回り、潜在的な新規ユーザーの強い関心を示している。世界全体では Bluesky の1日当たりのウェブサイト訪問者数はまだ Threads を上回っていないが、11月中旬では非常に接近している。SimilarWeb によると Bluesky のモバイルアプリの利用も伸びている。大統領選後から11月15日までに、アメリカでの Bluesky のアプリの使用率は、今年の最初の10ヶ月と比較して519%伸びたという。イギリスでも利用が急増し352%増加した。イーロン・マスクの X のロゴマークは「黒」だけど、新たに登場した「青空」に旧 Twitter のシンボルだった「青い鳥」を思い出した人が多いと思われる。ドナルド・トランプと共謀するイーロン・マスクを嫌悪する人たちが X から Bluesky に乗り換えたのだろう。強い共感を覚える。これまで何度か指摘したことだが、政治家を含め、未だに X で社会問題を議論している日本人には呆れるばかりである。蛇足ながら私の Bluesky のアカウントは @fotokiddie.bsky.social です。下記リンク先は ABC ニュースの「Bluesky とは? ソーシャルメディア・プラットフォームのユーザー数が 2,000万人を突破」(英文)である。
What is Bluesky? Social media platform tops 20 million users by Max Zahn | ABC News
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