2022年8月15日

杉田水脈の水脈は安倍晋三

杉田水脈
女性を叩く女性議員

第2次岸田改造内閣で総務政務官に、よりもよって過去に性的少数者をめぐる発言などが問題となった衆議員議員の杉田水脈(みお)が起用された。問題は杉田が女性やマイノリティを過激な言葉で攻撃すればするほど、政治家としての地位を得てきたという事実である。曰く「LGBTだからといって、実際そんなに差別されているものでしょうか」「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、つまり『生産性』がないのです」云々。「国や自治体が少子化対策や子育て支援に予算をつけるのは『生産性』を重視しているからです。生産性のあるものとないものを同列に扱うのは無理があります。これも差別ではなく区別です」とは恐れ入るが、これを繰り返し主張しているのである。

さらに「伊藤詩織氏の事件が、それらの理不尽な、被害者に全く落ち度がない強姦事件と同列に並べられていることに女性として怒りを感じます」「私は、女性差別というのは存在していないと思うんです。女子差別撤廃条約には、日本の文化とか伝統を壊してでも男女平等にしましょうというようなことが書いてあって、これは本当に受け入れるべき条約なのか」といった暴言を列挙したらキリがない。人間として如何なものかと思うが、こんな女性が国会議員であることに、この国の政治風土を嘆かざるを得ない。かつては日本維新の会に所属していたが、現在は自民党の議員である。櫻井よしこが安倍晋三に推薦し、安倍も杉田を気に入り出馬するに至ったという。何のことはない、地下で水脈は繋がっている。安倍晋三の負のレガシーなのである。

  杉田水脈衆議院議員「委員会発言一覧」(全期間)| 国会議員白書 | 国立国会図書館サーチ| 菅原琢

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