ファイザー社製コロナワクチンの「接種券」と「予約開始のお知らせ」が届いた。近所のクリニックに予約したが、ワクチンをが届くのは6月以降のようだ。私は十数年まえに心筋梗塞を患い、以降三カ月ごとに総合病院の循環器内科で外来診察、血をサラサラにする薬などを処方してもらっている。気になるのはワクチン接種の際の服用薬による副反応である。電話で問い合わせたところ、医師とは話せず、看護師によると「接種はご自分で判断してください」というつれない返事。病院側としては、副反応に関する明確なデータがないので、接種するなとは言えないし、接種しても大丈夫とは断言できないということだろう。医学的知識がないのに自己判断は無理、自分なりに調べてみた。厚生労働省の「ファイザー社の新型コロナワクチンについて」によると、受けることができない人は(1)明らかに発熱している人(2)重い急性疾患にかかっている人(3)本ワクチンの成分に対し重度の過敏症の既往歴のある人など。そして注意が必要な人は次の通りだという。
- 抗凝固療法を受けている人、血小板減少症または凝固障害(血友病など)のある人
- 過去に免疫不全の診断を受けた人、近親者に先天性免疫不全症の方がいる人
- 心臓、腎臓、肝臓、血液疾患や発育障害などの基礎疾患のある人
- 過去に予防接種を受け接種2日以内に発熱や全身性の発疹などのアレルギーが疑われる症状がでた人
- 過去にけいれんを起こしたことがある人
- 本ワクチンの成分に対して、アレルギーが起こるおそれがある人
血をサラサラにする薬を毎朝服用しているので、私も要注意かと心配になった。そこで京都市新型コロナワクチン接種コールセンターの専門的な相談窓口(075-424-5490)に電話したが、回線がビジーで通じそうにもない。次に厚生労働省新型ワクチンコールセンター(0120-761-770)に電話してみた。すんなり繋がり、医師ではないが、担当者と話すことができた。そこで訊かれたのは血をサラサラにする薬の種類だった。
画像をクリックすると拡大表示します(出典:厚生労働省) |
処方箋を改めて見ると、私が服用しているの「タケルダ配合薬:アスピリン・ランソプラゾール」で、これは抗凝固薬ではなく、抗血小板薬である。これなら副反応ゼロとは断言できないものの、通常通り接種を受けても構わないようだ。続けて京都市からもメールが届いた。「この抗血小板薬といわれるお薬であれば、通常通り接種を受けていただけるとされています。この情報につきましては、厚労省のページでも説明されています。
https://www.mhlw.go.jp/content/000738777.pdf
ただし、こうした血をサラサラにする薬を飲まれている方は、出血すると止まりにくいことがあるため、予診票にも記入いただくようにお願いいたします。接種後の出血について、接種会場で注意をしてもらえるよう、問診時にご相談ください」という返事だった。さて、どうしようか。
ファイザー社製新型コロナワクチン接種についての説明書 | 厚生労働省 (PDFファイル 790KB)