2021年3月6日

市川ソフトラボ SILKYPIX Pro10 導入顛末記

SILKYPIX
SILKYPIX Developer Studio Pro10
ロゴマーク

富士フイルムのコンパクトデジタルカメラ FinePix X100 が発売されたのはちょうど10年前の3月5日だった。市川ソフトラボラトリーの RAW 現像ソフト SILKYPIX を使い始めたきっかけとなったカメラである。以来、このカメラで撮影した RAW 画像の現像はこのソフトを使ってきた。2019年4月に後継機 X100F を購入したが SILKYPIX はバンドルされていなく、代わりに Capture One Fujifilm を無償ダウンロードして使用する方式に切り替わった。Capture One はフェーズワン が開発、販売している、RAW 画像を処理するソフトウェアで、高い評価を受けている。しかし慣れというのは恐ろしいもので、私は SILKYPIX が気に入っていて手放せない。

パッケージ

新しく導入したノートパソコンに X100 同梱されていた DVD ディスクで X100 用の SILKYPIX をインスト―しようとしたらエラーになった。古いソフトなので Windows 10 に対応していないようだ。そこで今年2月19日に発売された市川ソフトラボラトリーの SILKYPIX Developer Studio Pro10 を直販サイトから購入した。ダウンロード版ではなく、パッケージ版を選択したが、価格は 28,050円だった。RAW 現像ソフトというと Adobe Lightroom が有名でパッケージ版をずいぶん昔に購入した。しかし私自身の技量不足もあって、どうにも使いこなせず放棄してしまった。現在はサブスクリプション供給なので、なおさら遠のいたと言える。余談ながら Lightroom 単体の月額使用料は 1,078円だけど、長期間使用した場合は費用が嵩張るというデメリットがある。それにサブスクリプションは「物を所有しない」というメリットがあるものの、クラウド上のソフトなので、インターネットを使えない場所では機能しない。さて SILKYPIX Developer Studio Pro10 だが、アドビ製品へのプラグインなどは意識して作られていない。これまで使用してきたニコンの ViewNX 2 は RAW 現像後 Photoshop などに橋渡しできるが SILKYPIX はできない。一般に RAW 現像後、そのまま使用することはなく、何らかのレタッチをする人が多いと思う。

  1. 比較明合成
  2. 多重露光合成
  3. 多重露光合成(夜景)
  4. 被写界深度合成
  5. 動体除去合成
  6. ストロボモーション合成

という6種類の RAW 画像合成機能を搭載している。RAW 現像ソフトの領域を拡張、すなわち総合画像処理ソフトに近づけたいという狙いが込められているのかもしれない。まだ購入したばかりなので RAW 現像にしか使っていないが、新しい機能もおいおい習得して援用してみようかなと考えている。

iris  ソフトウェア SILKYPIX Developer Studio Pro10 対応カメラ一覧 | 市川ソフトラボラトリー

0 件のコメント: