2018年4月8日

やはりギターがないと寂しいので

遊び道具がまたひとつ増えてしまった

今年の初め、いわゆる「断捨離」の風に煽られてギターを手放してしまった。もう30年以上も前に東京・神田のカワセ楽器店で購入したものだったが、ただ持ってるだけで、弾くことは滅多になかった。だからひとつモノが減った、ヤレヤレと当初は思った。しかし時間がたつにつれ次第に寂しさを感ずるようになった。そこで結局、京都・三条通新京極の JEUGIA 三条本店に出かけ、新しいギターを入手することになったのである。ちょっと迷ったけど、ヤイリギターの NY を選んだ。どうやら NY は、米国マーチン社のフォークギター、ニューヨーカースタイルを手本にしたようである。大きさは全長960mm、ボディ幅が360mmで、標準のクラッシックギターとほぼ同じのようだ。スロッテッドヘッド、つまりギターの頭にあたる部分が細長い穴が開いているのも、クラッシックギターと同じである。さらにピックガードも貼ってないので、ブリッジに刺さったピンの存在、あるいは張ってあるのが金属弦であることに気づかない限り、見分けがつかないかも知れない。米国の昔の写真を見るとこのタイプが多く、オールドタイム音楽に傾倒しているゆえ、このスタイルを選んだと言える。ボディが小さく、弦長も短いので音が小さく、しかも重低音を望めない。しかし、それでもなんとなく私向きじゃないかと、自分に言い聞かせて、現時点では満足している。肝心の演奏だが、まさに余生の愉しみ、気負わず緩やかに、自室でひとりひそかに練習して弾いてみようと思っている。

0 件のコメント: