2011(平成23)年3月11日午後2時46分、東北関東の太平洋沿岸を中心に、東日本を襲った地震と津波は壊滅的な被害を同地方に与えました。多くの尊い人命が失われたのですが、加えて東京電力福島第一原子力発電所も地震と津波によって、外部からの送電と非常用発電機が止まり、冷却装置を動かす電源を失い、原子炉が危機的な状況に陥ってしまいました。以下の画像は3日後の3月14日に爆発した同発電所を、米国デジタルグローブ社の人工衛星が捉えた高解像度写真で、同年3月21日に当ブログで紹介したものです。過酷な事故を風化させないため、ここに再び掲載します。それぞれの画像はクリックすると拡大表示されます。
デジタルグローブ社の解説: 災害を知った私たちはすぐに、画像収集を行うため3つの人工衛星を配置しました。3月12日土曜日を皮切りに、1日に4万8000平方キロメートルをカバーしながら、すべての被災地域の画像収集に焦点を合わせました。デジタルグローブ社は、事件前のその地域の状態を見せる、歴史的な写真による世界一大きい画像ライブラリーを持っています。それによってすべての国を襲う地震や津波の初期の影響を鮮明に見ることができるのです。それ以来、私たちは30万平方キロメートルを含む、傷付いた地域の最新画像情報を集める私たち集団の力を使っています。毎日働きながら、私たちの人工衛星は原子力施設の爆発と故障(福島第一原子力発電所3号炉爆発の1分前と3分後の信じがたい画像を含む)を目撃し、高速道路の状態を記録し、主要港と精製所の損害額を査定したのです。私たちの画像と分析は毎日の3時間の収集の範囲内で、顧客にオンラインで利用可能です。それは収集から分析までのリアルタイム周期に近いものです。
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