2015年5月30日

クラウドサービス「Googleフォト」の衝撃

Googleフォトの画像編集画面

Googleが写真のクラウドサービス「Googleフォト」を開始した。驚いたのは16Mピクセルまでの画像、あるいは1080pまでの動画なら、容量制限なく無料で保存できる点である。画像形式はJPEGやTIFFのほか、RAWファイルも含まれる。大きなサイズの画像をアップロードした場合は自動的にダウンサイズされるが、無圧縮の「元のサイズ」と設定すればそのまま保存できる。ただしその場合はGoogleドライブのストレージ(15GBまで無料)に加算される。富士のX100の画像(288×2848ピクセル、TIFF形式)を容量無制限で保存できる「高品質」でアップロードしたところ、そのまま保存できた。試しにニコンD700のRAWファイル(10MB、.NEF形式)をアップロードしたら、480KBのJPEG形式に変換された。上掲画像はその編集画面で、リサイズや明るさ、シャープネス調節の他に、ご覧のような周辺光量を落とす機能がある。Photoshopには敵わないが、写真はもっぱらスマートフォンでというユーザーには十分かもしれない。現在Flickrに写真をストレージしているが、TIFF形式でアップロードしてもJPEG圧縮されてしまう。プロアカウントの費用は年間24.95米ドル(約3,000円)で、7月2日に契約切れとなる。目的が違うとはいえ、無料には敵わない。制限があるものの、Flickrはフリーアカウントでも良いのではと思い始めた。Googleが落とした衝撃的な爆弾ではある。

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