2013年3月6日

フェイスブックの安易な写真シェアの問題点

Bouquet

写真のストレージに使っているFlickrは写真共有サイトでもある。登録されてる写真は、作者が指定した「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」に従えば自分のブログなどで共有できる。その場合「作品のクレジットを表示すること」「営利目的での利用をしないこと」「改変を禁止すること」という条件を付けるのが一般的だと思われる。上掲写真はこのようなブログに写真を共有した例で、サンプルとして自分自身の作品を流用してみた。Flickr上の写真の横にShareボタンがあるので、クリックすると転載先での表示サイズを訊いてくる。指定すると次のようなHTMLコードが自動生成されるので、これをコピー&ペーストすれば良い。画像をクリックとFlickrのページにリンクバックするので試してみて欲しい。
<a href="http://www.flickr.com/photos/twin_lens/8529775757/" title="Bouquet by twin_lens, on Flickr"><img src="http://farm9.staticflickr.com/8086/8529775757_0e45b2381c_z.jpg" width="640" height="428" alt="Bouquet"></a>
ところがこの方法はFacebookには対応していない。HTMLコードが使えないからだ。シェアしたい場合は単純に画像ページのURLを記述するしか方法がない。ところがFacebook上では写真が大きく表示されず、ややインパクトに欠けることになる。そこで写真をダウンロードしてポストするという人がかなり多いようだ。ここで問題になるは、そうした場合は、Facebook上では転載者の写真になってしまうことだ。次善の策としてソースを明示することは言うまでもない。以上はFlickrの写真がソースの場合だが、ご存知の通りFacebookには様々なサイトからの転載が多数投稿されている。そして残念なことにソースが明示されていないケースが多すぎる。そして人々は「いいね!」ボタンを押し、作者不詳の作品が拡散して行くのである。面白い写真がニュースフィードに流れると、つい私も「いいね!」ボタンを押し、さらにシェアボタンを押してしまうことがしばしばだ。しかしそうすることによって、知らぬうちに著作権を侵害している可能性があるので気をつけようと思う。自戒を込めて。

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