2014年2月28日

続・ウェブ記述言語 HTML5 のお勉強

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改修工事を続けてきたウェブサイト「Pinhole Photography」「Fiddle Music」の形がようやく整ってきた。といっても骨組みは10年前に作ったもので、ページの幅を広げ、写真のサイズを大きくしただけなのだが。まだいくつかのページが未更新だが、ゆっくり書きし進めようと思っている。HTML5に準拠したいという構想があるものの、手を付けたのはヘッダ部分だけである。再チェックしたところHTML5で廃止されたタグは、幸いなことになかったが、要素に関しては若干の修正を迫られた。例えば画像にリンクを貼った場合、ブラウザに枠線をつけられるのを防ぐために、よくborder="0"と指定しまう。
<img src="katsuragawa.jpg" border="0" width="900" height="600" alt="桂川" />
こんな具合だが、枠線はCSS(スタイルシート)で指定するべきだという。ただしかし、border="0"は「エラーとせず警告に留める」そうだ。またHTML5とXHTMLは違うので、終端スラッシュは必要ないようだ。ただしXHTMLからHTML5への移行を容易にするために、終端スラッシュの構文をHTMLの空要素で使うことができるようになったそうである。ところで草野あけみ著『HTML&CSS標準デザイン講座』をざっと読んでみた。W3C勧告案に忠実で私好みだが、それゆえに私にとってHTML5への道のりは遠いと痛感させられた。2カラムや3カラムのウェブサイトを構築するのは非常に良い教科書なのだそうだが、実践方法に関しては正直言って勉強不足で理解できていない。また今のサイトを書き換えるにはかなりの労力と時間がかかりそうで、内心興味があるものの、やはり躊躇ってしまう。

2014年2月25日

海面が80m上昇すると世界はこうなる

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世界の海面は、1880年以降、約20センチ上昇しており、科学者らは2100年までにさらに約0.6~2.1メートル上昇する可能性があると予測している。このまま地球温暖化傾向が続けば、今後数世紀の間に、海面上昇の速度はさらに高まる可能性もある。スロバキアに住むアマチュア・グラフィックデザイナーのマーティン・バージック氏が描いた上の地図は、海面が約79.2メートル上昇した世界を描いたものだ。平均海面がこれほどの高さにまで上昇しているのは、南極西部の氷床(西南極氷床)と南極東部の氷床(東南極氷床)の両方が溶け出したのはもちろん、グリーンランド氷床など、世界にあるその他の氷床や氷河も溶けたことを意味している。(Via The Huffington Post

2014年2月23日

コダックのイメージパックCDがあることを思い出した

少年  ベルファスト(北アイルランド)LeicaM4+Kodachrome200

来訪者は少ないがウェブページ「Fiddle Music」(フィドル音楽)の改修工事は結構楽しい。前回「根本的にはすべての写真を大きくしないと見劣り感は拭えない。すべてフィルムで撮ったものなので、スキャナで取り込み直すのは結構タイヘンな作業になりそうだ」と書いたが、アイルランドの写真に関しては、70コマほど納めたコダックの「イメージパックCD」があるのを思い出した。これはフィルムで撮影した写真を高解像度でCDに保存するサービスだが、2009年7月31日に受付終了を終了、アドビ社もフォトショップCS4以降はサポートをやめてしまった。そこでコダックのサイトから「イメージパックビューワー」をダウンロードした。マックではiPhotoで開くことができるようだ。

ウィンドウズ2000/XP/Vista用となっていたためちょっと心配したが、ウィンドウズ7でも無事に動作した。変換出力画像形式はJPEGあるいはTIFFだが、ファイルサイズは大きくなるが、画像補正処理による劣化を防ぐため、後者のほうがやはりベターである。出力したファイルをフォトショップで加工、そのまま写真共有サイトFlickrにアップした。FlickrはTIFF形式を様々なサイズのJPEGに変換する機能がある。長辺150ピクセルおよび800ピクセルのファイルをダウンロードしたが、前者はサムネイル用として使うためだ。後者は横幅900ピクセルのページにちょうど良い大きさだ。突貫工事で取り敢えず20コマで構成したアイルランド紀行のページを作り、公開することができた。

2014年2月18日

一時閉鎖していたフィドル音楽のサイトを復活

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今月初めに「懲りずにウェブページの再建工事を始めた」という記事を書いたばかりだが、その時に「Fiddle Music」(フィドル音楽)というページもサーバから削除した。これまた古いサイトで、10年前に原型を作ったものだ。フィドルというのは英語圏でのヴァイオリンの世俗的な呼び方で、楽器自体は同じだが、奏法はクラシックとは異なり「庶民的」である。主としてアイルランドやアメリカのそれを解説紹介したサイトだが、ルーツ音楽と言えばお分かりになるだろうか。一旦閉鎖したのは写真のサイズが長辺600ピクセルと小さく、見映えが悪く、ちょっと嫌気が差していたからだ。ただ少し工夫すればなんとかなるかと思い直し、突貫工事で手直ししてみた。改修の要点は以下の通りである。
  • 横幅を600から900pxに広げ写真の一部を大きくした
  • メインフォントの大きさを12から14ピクセルにした
  • 各ページのタイトル文字をテキストから画像に変更した
  • 将来のHTML5導入に備えてヘッダ部分を書き換えた
根本的にはすべての写真を大きくしないと見劣り感は拭えない。すべてフィルムで撮ったものなので、スキャナで取り込み直すのは結構タイヘンな作業になりそうだ。将来の課題とし、取り敢えず部分修理で再開した次第である。この10年間を振り返ってみると、ウェブサイト、ブログ、そしてソーシャルメディアと興味が移ってきたといえる。つまり手がかからないことに移行してきたわけである。特にソーシャルメディアの普及によって、個人のサイトやブログへの一般的な関心が薄まったような気がする。ブログの更新をやめてしまった友人も結構多いようだ。しかし、だからこそとは言わないが、自分の中で何かを「整理」しておこうという衝動があるのかもしれないのである。

2014年2月13日

ウェブ記述言語 HTML5 のお勉強

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前述した通り「懲りずにウェブページの再建工事を始めた」のだが、一番肝心な写真ページはひとつだけ作ったものの、更新を一旦ストップしている。というのは「記述はなるべくHTML5の仕様に沿うようにしたい」と書いた以上、やはりHTML5の勉強をしなければと痛感しているからだ。まさに「少年易老學難成(少年老いやすく…)」の心境である。
<!DOCTYPE html>
<html lang="en">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<link rel="stylesheet" href="style/basic.css">
<link rel="icon" href="image/icon/favicon.ico">
<title>Pinhole Photography</title>
</head>
これは再建中のページの書き出しの部分だが、簡素化された記述なのでHTML5に準拠しているように見えるが、新設されたタグをまだ援用していない。従ってどんどん更新してしまうと、後で手直しするのが面倒である。一冊教科書を購入したので、勉強してからゆっくり書き進めようと思っている。上掲画像は新しいタグの壁紙、クリックすると拡大する。

2014年2月11日

菜食主義神話の是非を論じたネット記事を読む

象狩り  狩猟採集で生きた南アフリカのサン人が描いた岩絵

菜食主義者の神話
最近ネットで目にした「菜食主義は世界を救わない」と題した記事に強い興味を抱いた。最近といっても2011年に掲載されたもので『The Vegetarian Myth』(菜食主義者の神話)の著者エール・キース氏へのインタビューである。氏はこの本を書いた理由として、地球が破壊されてる要因は農業で、ほとんどの環境保護運動家がこの点を見逃しているからだという。そしてさらに若い理想主義者たちが菜食によって健康被害を受けて欲しくないという。特にビーガン(完全菜食主義者)の食事は人体の長期的な健康維持にそぐわないと主張。著者は菜食を信じて損害を受けた世代だけど、若い人が同じことをすることを止めたいという。反農耕文明論は古くからあり、例えば1975年に邦訳が出版された『狩猟人の系譜』でポール・シェパードは、農耕人を基礎とした文化に由来する全ての社会に、諸悪の根源を見ようとしている。

ビーガンに関しては、ピーター・シンガーの主張を代表とする、いわゆる「動物の権利」「動物の福祉」という思想の今日的な高まりがその背景にあるからだと想像される。最近アメリカの駐日大使であるキャロライン・ケネディ氏が「米国政府はイルカの追い込み漁に反対します」とツイート、和歌山県太地の漁師たちに動揺が広がった。この主張を推し進めれば、アメリカの大規模な牧畜も批判の対象になることを彼女は知っての発言だったのだろうか。イルカ漁が残酷と言うなら、家畜の屠殺もまた残酷であるからだ。アニマルライトの思想を基盤とする菜食主義批判に対し、反捕鯨などの環境保護運動家はどのように考えているのだろうか。いずれにしてもこの論争はいささか欧米の匂いがきつい気がする。明治以降肉食が一般化したものの、精進料理の伝統を持ち、一汁三菜を基本とする和食が昨年、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。農耕文化の否定はわが国ではどう受け止められるだろうか。

2014年2月7日

懲りずにウェブページの再建工事を始めた

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ウェブページ作りは1995年に遡る。まだ教科書がないころで、海外のサイトを参考に見よう見まね、手探りで作った。そしてちょうど10年前の2004年11月にブログをExciteに作ったのだが、同時期にYahooBBとプロバイダ契約、無料のYahoo!ジオシティーズを利用して新たにウェブページ作り直した。ブログをグーグルのBloggerに移したのが2011年暮れで、そのころからウェブは放置、更新をしなくなってしまった。ところが最近、Facebookで知り合ったニューヨーク在住の写真家、ルイス・コナーさんのサイを見て刺激され再建を決意したのである。とにかく大きな写真を見せたい、そしてデザインはシンプルにしたい。掲載作品はピンホール写真に限ることにした。

過去に作った経験があるといっても、HTMLに精通しているわけではないし、JavaScriptなどの知識はゼロである。デザインはWordPressに惹かれるものがあったが、Yahoo!のサーバーでは使えないことが分かった。そこで無料のテンプレートを探したが、気に入ったものが見つからなかった。仕方なく素人は素人なりにと居直り、自分の知識だけを頼りに作成ソフトなどを使わずに、テキストエディタだけで再建工事を始めたのである。モニターが1,024ピクセルのパソコンを意識して横幅は1,000ピクセル、写真の最大横幅は900ピクセルにした。記述はなるべくHTML5の仕様に沿うようにしたい。肝心の作品を掲載してないし、まだ中身はないのだが、一旦ここで公表しようと思ったのは自分を励ます意味もある。

2014年2月5日

壇浦兜軍記「阿古屋琴責」Kindle版を読む

平清盛(左)と阿古屋の宝塔  六波羅蜜寺(京都市東山区松原通大和大路東入る)

文楽新春公演(画像クリックで拡大)
国立文楽劇場(大阪市中央区)の初春公演が1月26日に千秋楽を迎えたが、行きそびれてしまい、いささか後悔している。J-CASTニュースによると文楽の年間入場者数は10万1,204人となり前年から2.5%減少、大阪市が協会に提示した補助金満額支給(3,900万円)の条件である10万5,000人に僅かに届かず、約730万円減額される見通しとなったからだ。橋下徹市長は出直し選挙をするそうだが、市長選の費用は少なく見積もっても6億円かかるという。なんと文楽への補助金のおよそ19年分を数週間で使ってしまうのである。憤懣やるかたない無謀な決定だが、文楽救済の一助としてやはり行くべきだった。そしてなによりも残念なのは今回の演目のひとつである「壇浦兜軍記」の「阿古屋琴責の段」を見損なってしまったからだ。私がこれを観たのは国立文楽劇場ができる前、道頓堀の朝日座だったからずいぶん昔の話になる。浄瑠璃「壇浦兜軍記」は近松門左衛門の「出世景清」の改作で、文耕堂・長谷川千四合作、享保17年(1732)に大坂竹本座で初演された。

三段目口の堀川問注所の場、すなわち「阿古屋琴責の段」は、平家の残党悪七兵衛景清の行方を探す鎌倉方の畠山重忠が、五条坂に住む愛人の傾城阿古屋を捕えて景清の所在を問いただす。阿古屋が知らぬと申し開きしたので、琴、三味線、胡弓を弾かせて詮議する。その音色が乱れていないことから、ウソをついていないことを知り釈放するという話。文楽では三曲を三人の奏者が演奏するが、歌舞伎では身代わりができないので、一人の役者が三つの楽器を弾きこなす必要がある。坂東玉三郎が有名だが、まだ観たことがない。しかしその玉三郎と確執があったと噂される六代目中村歌右衛門の阿古屋を撮影したことがある。確か京都の南座だったと記憶しているが、舞台下だったので、その迫力ある演技は今でも脳裡に残っている。ところで六波羅蜜寺の本堂の南側に阿古屋の供養塔がある。鎌倉時代中期に造られた花崗岩の石造宝塔で、台座は古墳の家型石棺の蓋が代用されているが、隣の平清盛の宝塔よりどっしりしているのが面白い。なお「壇浦兜軍記三段目阿古屋琴責」のKindle版は99円で購入できる。私はアマゾン電子書籍リーダーを持っていないので、アプリを使ってグーグルのタブレットNexus7で読んでみた。視認性は劣るかもしれないが、様々な用途に使えるので、今はKindleに食指を伸ばさないことにしている。

Amazon  壇浦兜軍記 三段目 堀川問注所の場 ─ 阿古屋琴責 ─ (日本古典文学電子叢書) [Kindle版]

2014年2月4日

第142回都をどり


第1景置歌(銀襖)長唄
第2景伊勢巡梅初春(伊勢神宮)長唄
第3景三保松原春羽衣(富士山・三保松原)別踊長唄
第4景祇園会屏風祭(四条周辺)別踊長唄
第5景班女扇草子(野上の里・下鴨神社)別踊浄瑠璃
第6景建仁寺紅葉茶花揃(建仁寺)長唄
第7景雪遊乙女舞(京の町)別踊長唄
第8景平等院桜尽(平等院)長唄

都をどり公式ウェブサイト:  http://www.miyako-odori.jp/

2014年2月3日

動物虐待と非難されたサーカスのカバの写真

The three hippos are made to perform for the crowds in Minsk (AFP/Viktor Drachev)

今月1日、英国のデイリーメール紙電子版がサーカスでダンスを披露するカバの写真を掲載、動物の福祉を求める人々から非難されていると報じた。調べてみると、同紙ばかりではなく、世界の様々なニュースサイトがこの写真を取り上げていることが分かった。写真はベラルーシ共和国の首都ミンクスで撮影されたもので、3頭のカバは7歳だという。氷点下のミンクスはアフリカの温かい川とは程遠いとデイリーメール紙は指摘している。BBC放送電子版によると、英国では2015年12月からサーカスで野生動物を使うことを禁止する法案が提出されたという。実はサーカスでの動物の利用を禁止している国は多く、2013年11月末現在のリストがADI(Animal Defenders International)のサイトに掲載されているので、関心ある方は参照を。サーカスばかりではなく、動物園の廃止を求める運動が世界にはあり、これに関しては稿を改めたい。

2014年2月2日

沖縄県東村高江サウドパレード&県庁前ピクニック

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月日:2014年2月11日(火・祝)
時間:12:00~15:30県庁前ピクニック
16:00~国際通り高江サウンドパレード
詳細:やんばる東村 高江の現状 (http://takae.ti-da.net/

沖縄県国頭郡東村高江は、沖縄県の北部、ヤンバルとよばれる亜熱帯森林のなかにある約160人の住民が暮らす小さな集落です。この集落をかこむように米軍のヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)を6つ作る工事が、はじまっています。高江は米軍のジャングル訓練センターの真横にありますが、これでは訓練センターの中に高江があるかのようになります。高江では昼夜を問わず、米軍ヘリが飛びます。ヘリパッドが増設され、これ以上ヘリが飛んだら、しかも新型機オスプレイが飛んだら、高江に人が住めなくなる!と考えた高江の住民が、『自分の家で普通に暮らすため』に2007年7月から工事現場の入り口で、非暴力の抗議 説得活動として座り込みを始めました。(高江ヘリパッド問題

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2014年2月1日

京都・吉田神社節分祭

福豆  十六五(京都市東山区四条通大和大路西入る)

2月2日(日)8:00節分前日祭本宮・大元宮
疫神祭大元宮中門
18:00追儺式(鬼やらい神事)本宮前 舞殿
2月3日(月)8:00節分当日祭本宮・大元宮
23:00火炉祭(古神札焼納神事)本宮前 火炉
2月4日(火)9:30節分後日祭本宮・大元宮
13:00福当たり抽選会本宮前 抽選会場

吉田神社: 京都市左京区吉田神楽岡町 (http://www5.ocn.ne.jp/~yosida/