2013年10月13日

色白は美人の永遠不滅の世界標準

勝恵美  1995年4月(北野天満宮)

Minori (C)Tokyo Fashion
もし東京に住んでいれば、週末は原宿に足を向けるかもしれない。今や世界に浸透しつつある「カワイイファッション」の少女たちを一度撮ってみたいからだ。特に白塗りアーティストとして注目されているMINORIには是非お目にかかりたいものだ。高知県出身で、1990年12月25日生まれ、2009年から、白塗りと自然、生き方を合わせた作品撮りを始めたという。原宿のカワイイファッションは現代の歌舞伎者、異風を好み、派手な身なりをした若者たちである。そして白塗りの化粧は京都の舞妓芸妓のそれに通ずる。あのだらりの帯も、かつては異風のものだったと想像される。舞妓の白塗りは日中の太陽光下ではケバケバしく見える、だから私は薄暗い夜の化粧法だと思っていた。実際、お座敷の暗い照明下では、ぞっとするくらい美しいと感じたものだ。しかし、祭りの稚児や、歌舞伎役者などを考えると、必ずしも暗い場所での化粧法とはどうやら違うようだ。中国では古代から「一白遮百丑」(白い肌は百の欠点を隠す)と言い伝えられてきたという。日本の「色の白いは七難隠す」のオリジナルといったところだろうか。白さを際立たせるために、肌へ青い鉛筆でフェイクの静脈を描き込むという化粧法までヨーロッパにはあったという。色白は美人の永遠不滅の世界標準であった。舞妓芸妓へ化身させる京都伝統の化粧は、白い肌の美学の極みなのである。

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