2018年3月17日

オレオレ詐欺もどきの光コラボ勧誘

光コラボ業者は500社以上あるという

先月中旬の日曜日「フレッツ光の件でご連絡です。インターネット料金の改定があり、お安くなります」という意味の電話がかかってきた。てっきり NTT からかと思い応答すると、今パソコンは使えるか、と言う。スイッチが入っていることを伝えると、接続先 URL を指示された。画面を見ると NTT 西日本のそれで、電話で言われるまま操作すると、最後に「転用承認番号」なるものが表示された。そして「これは NTT と @Nifty の共同サービスです。転用承認番号は何番ですか?」と訊いてきた。大昔、パソコン通信時代に NIFTY-Serve の会員だったのでこの会社の名前は知っていた。この点も騙される要因になった。促されるままに、番号を教えてしまったのである。最後に「後ほど別の者が電話します」と言って電話は切れた。ふと我に返ると、ちょっとおかしいなと気づいた。要するに転用とは NTT および私が契約しているプロバイダ Yahoo! BB と契約解除、光コラボ事業者 @Nifty と新たな契約になるということである。その時は光コラボという言葉すら知らなかったのだが、光コラボ―レーションの略で、NTT の回線を他の事業者が間に入って「別のブランド」で提供することなのだそうだ。これは困る。次にかかかってきた電話で、即キャンセルを伝えた。ところが厄介なことに、転用承認番号を知っていれば、コラボ業者は書面による契約書なしに、移行を進めることができることが分かった。そもそも転用承認番号は自分で NTT に申し込み、取得するものだそうだ。それを電話で巧みに訊き出すのは詐欺まがいの行為といえそうだ。翌日、新たに自分で転用承認番号を取得、教えた番号を使えないようにした。さらに念のため @Nifty のカスタマーサービスデスクに電話、下請けの契約代行業者に私のデータを使わせないように要請した。不動産や保険の勧誘電話が時々かかってくるが、一切無視している。それでもうっかり応じてしまったのは、手口が余りにも巧妙だったからである。オレオレ詐欺にどうして引っ掛かるのだろうかと不思議に思っていたが、何のことはない、似たような手口に私も半ば乗せらてしまったのである。

PDF  総務省からのお知らせ:光コラボレーションモデル不適切な電話勧誘にご注意ください!

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