2017年4月30日

今日は世界ピンホール写真デーです

WPPD 2017 flier by ©John Neel

毎年4月の最終日曜日にピンホール写真を制作した方は、世界中のどこからでも、その作品のスキャンを、公式ウェブサイトにアップロードすることが出来ます。あなたの作品は、世界ピンホール写真デーを讃えるオンラインギャラリーに展示されます。今年の世界ピンホール写真デーは今日、4月30日(日)です。

Pinhole Day公式ウェブサイト: http://www.pinholeday.org/

2017年4月29日

アフィリエイト広告掲載の躊躇い

フッタに設置したビッグバナー広告とリンクボタン

このブログのサイドバーに、グーグルの  AdSense と アマゾンのアフィリエイトを掲載していたが、いずれもサイズが 180x150ピクセルと小さいので、728x90ピクセルのバナー広告に変更して本文底辺のフッタに移動した。さらに再開した写真ブログ「京都フォト通信」に970x90ピクセルの横長バナーを置いた。AdSense の広告ユニットで一番大きいのが、970x250ピクセルのビルボードで、これは2番目の大きさになる。ブログの横幅が1030ピクセルあるので掲載が可能になった。アフィリエイトは成果報酬型広告と呼ばれ、単に掲載しただけでは広告費は発生せず、クリックしたユーザーが商品購入するなどのアクションを起こさない限り、報酬は望めない。私は複数のブログに AdSense を導入しているが、例えば今月の収益見積もりは僅か32円である。仮に月平均40円だとしても、年間480円にしかならない。これじゃネットビジネスというには余りにも少額である。フッタにはスクロールダウンして移動する必要ということもあるが、来訪者の絶対数が少ないというが最大の理由である。グーグルのブログサービス Blogger の特長は広告を掲載しなくても良いという点である。そのほうがすっきりするので広告を外そうかと躊躇う。ただ検索履歴に関連した広告が自動的に配信されるというアルゴリズムが興味深いし、しばらく置いておこうと思っている。

2017年4月26日

ディテールを嫌悪するまなざし

松尾大社(京都市西京区嵐山宮町)

Kiyohara VK50R(クリックで拡大)
写真は清原光学のソフトフォーカスレンズ VK50R で撮影した松尾大社の山吹である。ピンホール写真もそうだが、なぜ人はこのような不鮮明な写真を、わざわざ撮るのだろうか。写真術の黎明は1827年、フランス人ジョゼフ・ニセフォール・ニエプスの発明に始まる。ルイ・ジャック・マンデ・ダゲールは1839年、ダゲレオタイプを フランス学士院で発表、これを写真術の始まりと解釈する人もいる。その僅か半世紀余りの後、カーボンやゴム、オイル、ブロモイルなどの印画法が流行りだした。絵画における印象派の影響を受け、写真家たちは「芸術的」なタッチを付け加えるため、ソフトフォーカスの画像が一世風靡する。これは皮肉なことに、写真映像の際立った特徴、すなわち明解性を排除してしまったのである。その背景のひとつにディテールを嫌悪するまなざしがある。ヴォルフガング・ウルリヒ著『不鮮明の歴史』(ブリュッケ)によると、ディテール描写への嫌悪は、影響力を増した自然科学への嫌悪でもあったという。また芸術の価値は「自然の形態や働きを単に描写するのではなく、心に働きかける芸術家の想像力によってしか成し遂げられない」という考え方であった。ディテールの忠実な再現は、機械的で味気ない複写だと断じられてしまったのである。芸術はディテールを克服して初めて誕生するという、いわゆるピクトリアリズム(絵画主義)が19世紀後半から20世紀初頭にかけて謳歌した。これを『写真と社会』(お茶の水書房)の著者、ジゼル・フロイントは芸術的衰退と切り捨てている。つまり「写真が絵画に似て見えれば見えるほど、無教養な大衆はそれが<芸術的>だと思ったのである」と手厳しい。アルフレッド・スティーグリッツがストレート写真に回帰したように、ピクトリアリズムは急速に衰退した。その背景の一例としてパリのユジューヌ・アジェの作品が大きく評価されたことを挙げることができるだろう。しかしおよそ100年を経た21世紀の今日、オルタナティブ写真という新たな呼び方で、ピクトリアリズムの手法が再評価されている。さらにその逆とも言える、デジタル画像処理によってエンハンスされた「芸術っぽい」写真がネット上に溢れている。

2017年4月22日

ビッグ写真ブログ再構築を楽しむ

Blogger テーマデザイナー

完成したブログ(クリックで拡大)
ボストングローブ紙のブログ The Big Picture に触発されて、大きな写真を見せるブログを作っていたが、閉鎖して作り直した。横幅1024pxといった小さな画面のノートパソコンに配慮、ブログの横幅が1000px、掲載写真の長辺が900pxだった。今度は横幅を1030pxに拡大、1024pxの写真が納まるようにした。写真共有サイト Flickr に写真をポストすると、長辺が1024pxにリサイズされた画像をダウンロドできるからというのも理由のひとつである。閉鎖せずに継続しようと思ったが、グーグルの Blogger は The Big Picture のようにサイズ可変式ではないようなので、一からの再構築になってしまった。ただブログの新規開設は久しぶりなので、ちょっと戸惑った。まずテンプレート(雛型)を選びタイトルとURLを決める。次にカスタマイズするのだが、ダッシュボード、テーマ、カスタマイズと進め、テーマデザイナーを呼び出す。GUI 環境で操作する優れもののウィジェットである。これで横幅の調節、フォントや色の指定をするが、これだけだは細かいデザインができない。例えば Blogger に写真を投稿すると、デフォルトでは枠線が付くようになっている。私のデザインポリシーはとにかくシンプルということなので、余計な装飾は避けたいから消すことにした。それには CSS の変更が必要で、HTML の編集をした。テンプレートに手を加えなくてもブログ運営ができるが、世界でひとつのデザインのブログを作りたかったのである。お陰で楽しみながら再構築できた。

Blogger  ブログ Kyoto Photo Press by Tsutomu Otsuka(京都フォト通信)