2025年10月9日

スタイリッシュな次世代型スマート電動車椅子の導入

WHILL Model C2

先月下旬「歩行能力の劣化を痛感して電動カート(シニアカー)を試乗してみた」と題した一文をポストしたが、文字通り試乗に終わってしまった。入を躊躇った理由はいろいろあるが、最終的には車椅子と比べると走行できるエリア狭いという点がひっかかった。例えば多くの導病院が電動カートの院内への乗り入れを禁止している。これは主に、以下のような安全上の理由からだそうである。

他の患者との接触
電動カートは比較的大きく、最高速度も電動車椅子より速い場合があるため院内の狭い通路や待合室、曲がり角などで他の歩行者や車椅子利用者と接触する危険性が高くなる。
車体の重さと大きさ
電動カートは車体自体が重く(原付バイクと同等の重量があるものもある)、衝突した場合の衝撃が大きいため、重大な事故につながる可能性がある。

多くの病院では、電動カートで来院した方に対し、以下のような対応を求めているという。正面玄関脇などの所定の場所に電動カートを停めてもらう。院内では病院が用意している車椅子乗り換えて移動する。つまり電動車椅子と電動カート(シニアカー)は区別され、電動車椅子については院内の乗り入れを許可している病院が多いという。私が住んでる共同住宅(マンション)の玄関は車体が大きい電動カートは入らないのが導入を諦めた最大の理由となった。ところが脚力が劣化した私は今や「要介護1」である。つい出不精になりがちだが、アクティブに外に出られるような環境を持ちたい。そこで介護用品のレンタル会社に勧められたのが電動車椅子「WHILL Model C2」だった。高いデザイン性と優れた走行性能、利便性を兼ね備えた次世代型電動車椅子・近距離モビリティで「とにかく車椅子の概念を破っています」というふれ込みだった。

コントローラー

早速本体を運んでいただいたが、幅55cmで保管場所に困らない。前輪にオムニホイールという小さなローラーが集まったタイヤを採用しているため最小回転半径76cmという高い小回り性能を実現。これは一般的な車椅子や電動カートに比べて非常に小さく、狭い屋内やエレベーター内、店舗の通路などでもスムーズに移動できる。最大の特長はハンドルがなく、アーム(肘掛け)先端の直感的でシンプルなジョイスティック型コントローラーで、片手で簡単に操作できることだ。電源のON/OFF、速度指定、前進、後進、回転、充電残量の表示をこれひとつで行う。利き手に合わせて左右の付け替えも可能である。特別に開発された前輪と高出力モーターにより、最大5cmの段差を乗り越えることができるという。後輪にリアサスペンションを採用しており、段差やでこぼこ道での衝撃を吸収し、長時間乗ってもストレスを感じにくい設計になっている。コントローラーから手を離すと坂道でも自動でブレーキがかかる機能など、安全面への配慮がされているアームが跳ね上げ式になっており、前からも横からも簡単に乗り降りができる。車載や保管時に便利なように、3つのパーツ(メインボディ、シート、ドライブベース)に分解できる。これにより、タクシーや一般車のトランクにも比較的容易に積載できる。従来の車椅子のイメージを一新する、高いデザイン性を持っているのが大きな魅力になっている。というわけでレンタル契約し、新しい「足」を手に入れた。

wheelchair  介護保険利用電動式車椅子および電動カート(シニアカー)のレンタル料金 | ダスキンヘルスレント

0 件のコメント: