2017年5月27日

ネオパン100アクロス出荷終了予告の衝撃


今から3年前の2014年、富士フイルムからショッキングなアナウンスがあった。同社の黒白フィルム「ネオパン400プレスト」の135と120が出荷終了となるという告知だった。コダックやイルフォードも感度400の黒白フィルムを製造していたが、富士フイルムのそれはかなりお気に入りだったからだ。特に中判120はローライフレックスで多用していたが、同機を使う気が失せた記憶がある。ところがである、昨日、今度は「ネオパン100アクロス」の大判4x5と8x10も2018年5月に出荷終了となるというアナウンスがあったのである。私の常用黒白大判用フィルムであるだけに、これはショックである。最高住準の粒状性、優れた相反則不軌特性など、世界的に人気があるので、将来に渡って製造が続くと思い込んでいた。出荷終了が迫ったらまとめ買いし、冷凍保存するつもりだ。しかし購入資金が嵩むし、第一、冷蔵庫の容量に限界がある。従ってやがて在庫が尽きてしまうことは目に見えている。一番残って欲しいフィルムだけに、デジタルカメラ時代の残酷を痛感する。

PDF  ネオパン100アクロス(Sheet)技術仕様の表示とダウンロード(PDFファイル 635KB)

2017年5月25日

ブラウザ Microsoft Edge を再評価する


ITコンサルタント会社「ウェブレッジ」の調査によると、Webブラウザシェアランキング(2017年4月)トップ5は次のような結果になったという。
  1. Google Chrome 57 (27.45%)
  2. Internet Explorer 11 (22.82%)
  3. Mozilla Firefox 52 (11.13%)
  4. Google Chrome 56 (5.24%)
  5. Microsoft Edge 14 (5.24%)
Google Octane 2.0 Benchmark
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グーグルの Chrome が俄然強い。海外では人気衰退気味のマイクロソフト Internet Explorer だが、国内では相変わらず使われているようだ。ただ注目すべきは、同社の Edge が5位に食い込んでいることだ。Internet Explorer および Edge は Windows 10 に搭載されているブラウザで、そういった背景が反映していると想像される。Edge は当初、Chrome と比べると拡張機能に乏しく、にわかに使う気がしなかったが、最近になって再評価するようになった。というのは Edge は Internet Explorer の延長ではなく、違うレンダリング エンジンを搭載しているので、中身が全く違うシステムのブラウザーになっていて、スピードが速いと気づいたからである。最近、マイクロソフトは Windows 10 の大型アップデート Creators Update をリリースしたが、Edge 15 は Chrome 57 と Firefox 52 よりも高速だと、ベンチマークの結果を自画自賛している。確かにサクサク動くが、あくまで計測結果に過ぎなく、私が正確に速度差を体感できたかは定かではない。ただ、作成したウェブページやブログ記事を URL 短縮ツールを使わなくとも「共有」ボタンで Facebook や Twitter などのソーシャルメディアにシェアできるなど、十二分に使える軽快なブラウザだと再認識した。

2017年5月17日

ヒナを拾わないで:野鳥の子育て応援

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日本野鳥の会ウェブサイトより:春から夏にかけては、野鳥たちの子育ての季節。巣立ったばかりのヒナたちは、しばらくの間、親鳥と行動しながら飛び方やエサのとり方を身につけていきます。そんなとき、まだ上手に飛べないヒナが、地面に降りていることがあります。つい、手を差しのべたくなりますが、親鳥が近くにいることがあります。手を出さず、その場を離れてそっと見守ってください。それが野鳥たちへの「子そだて応援」につながります。しかし、誤って保護され、親鳥と引き離されてしまうヒナが後を絶ちません。そこで、当会では、20年以上に渡り、「野鳥の子育て応援(ヒナを拾わないで)キャンペーン」を継続し、ポスターの掲示協力など広くよびかけています。ぜひ皆さまのご理解、ご協力をお願いいたします。

PDF  野鳥の子そだて応援キャンペーンポスターの表示とダウンロード(PDFファイル 0.98MB)

2017年5月16日

5月22日は「国際生物多様性の日」です

UNDB-Jのロゴマーク

毎年5月22日は国連が定めた「国際生物多様性の日」です。世界各地で、5月22日を中心に自然にふれあい、生物多様性を守るためのイベントが開催されます。国連生物多様性の10年日本委員会(UNDB-J)と関係団体では、5月22日を中心に生物多様性を感じ、学び、行動するイベントを全国各地で開催します。

PDF  開催日付順「国際生物多様性の日」イベント一覧の表示とダウンロード(PDFファイル 253KB)

2017年5月13日

受動喫煙防止:子どもたちに健康な未来を

  
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小規模飲食店こそ禁煙を
厚生労働省が飲食店の屋内禁煙とする骨子案を固めたとき、森永卓郎氏が「喫煙者の人権を剥奪」「一言で言えばファシズムそのもの」と批判したという。同省が国会に提出を目指しているのは、あくまで受動喫煙対策強化であって、喫煙者が煙草を吸うなというものではない。屋内喫煙による受動喫煙は、特に子どもにとって弊害が心配される。喫煙者が煙草を吸うのは勝手だが、飲食店内ではやめて欲しいという主旨に過ぎなく、人権剥奪とはとんでもない意見である。喫煙で肺がんに冒されるのは自業自得だが、子どもを巻き添えにするのは犯罪である。ところでこの案は、喫煙する特に自民党議員の反対によって後退、30平方メートル以下の居酒屋やバーではでは喫煙可となった。つまり小さな居酒屋などで禁煙にすると、営業的打撃を受けるというのだ。京都のとある居酒屋に何度か立ち寄ることがあったが、客が吸う煙草の煙に辟易、経営者に「禁煙になりませんか」と訊いたことがある。ところが「そんなことをしたら店が潰れる」という返事で、以来、足が遠のいてしまった。そういえば、かつて喫茶店は喫煙可が普通だったが、今では全面禁煙の店が多い。居酒屋やバーは、なぜ喫煙に拘るのか不思議である。酒場で喫煙する呑んべいどもは、煙草を肴に酒を呑んでいるのである。さらに自民党が厚生労働省案を骨抜きする「妥協案」を5月8日にまとめた。それによると小規模飲食店は「喫煙」や「分煙」の表示があれば喫煙を認めるという案である。小規模飲食店こそ分煙もままならないだろうし、子どもも客である。なお厚生労働省の健康増進法改正を巡っては「煙草フリーサミット東京2017」が5月27日に東京で開催され、子どもたちに健康な未来を残すための議論が行われる。上掲のフライヤーをクリックすると拡大表示されるので、その詳細を読むことができる。

PDF  煙草フリーサミット東京2017のフライヤー表示とダウンロード(PDFファイル 15.5MB)

2017年5月12日

分解した HDD に機械美を抱く

EVE Z2M 3.5inch HDD

ぶこ工房32in1精密ドライバーセット
外付け HDD がクラッシュしてしまった。幸いなことに同じデータを2台の HDD でバックアップしていたので、データの全喪失は免れた。さてお釈迦になった HDD だが、フォーマットができない状態である。データが残ってる可能性があるので、このまま捨てるわけにはゆかない。思いつくのは千枚通しでぶち抜くことだが、カバーが頑丈そう。ハンマーで叩き壊すことも考えたが、ふと分解してみることを思いついた。子どものころ、好奇心で目覚まし時計を分解したものの、元に戻せず、親に叱られたことがある。しかし壊れた HDD 分解するわけだから気楽である。カバーのブラスネジを外したまでは良かったが、その先が進まない。というのは星型のネジでプラスドライバーでは箱が開かないのである。そこでネット検索、通販サイトで特殊ネジ用精密ドライバー セットを購入した。壊れ物の分解のためとは勿体ないと思ったが、別の用途にも使えそうだし、850円、さほど痛い出費ではない。なんとか箱の蓋を開けると、ご覧のような3.5インチの磁気ディスクドライブが現れた。当初、ディスクを破壊するするつもりだったが、眺めてるうちに壊すには惜しいという気持ちになった。なんと表現したらいいのだろう、普段は目にしない心臓部に、機械美を抱いたのである。適当な大きさのアクリルケースに入れて飾ろうかと思っている。

2017年5月2日

2017年第42回JPS展開催のお知らせ

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公益社団法人日本写真家協会(略称JPS)は全国に1,600名余りの会員を擁する職業写真家の団体です。協会の文化活動としての展覧会活動は、協会発足当時から始まっています。本協会創立の翌年1951年には「日本写真家協会 第1回展」を開催、1962年の第10回展まで行われました。同展は1976年に「JPS展」と名称を新たにし、1977年からは一般公募を開始、91年からは写真学生を対象とした「ヤングアイ」にまで規模を拡大し、東京、広島、名古屋、京都などで開催しています。一般公募では、文部科学大臣賞・東京都知事賞・金・銀・銅賞の他、奨励賞、優秀賞が与えられ、プロの写真家への登竜門となっています。

東京展
会 場: 東京都美術館 B1F
日 時: 2017年5月20日(土)~6月4日(日)10:00~18:00(木・金曜20:00まで)月曜休館
名古屋展
会 場: 愛知県美術館 H・I室
日 時: 2017年7月11日(火)~7月17日(月)10:00~18:00(金曜20:00最終日17:00まで)月曜休館
京都展
会 場: 京都文化博物館 5F
日 時: 2017年9月26日(火)~9月30日(土)10:00~18:00(最終日16:00まで)

入場料: 各展共通 一般700円(団体割引560円)/学生400円(団体割引320円)/高校生以下無料
             65歳以上400円(東京展)/65歳以上無料(名古屋・京都展)※団体は20名以上

主 催:公益社団法人日本写真家協会http://www.jps.gr.jp/

JPS  フライヤーの表示とダウンロード(PDFファイル 6.44MB)

2017年5月1日

マイクロソフト Windows 10 Creators Update 手動更新を控える


マイクロソフト Windows 10 を導入して1年以上の月日が流れた。さほど期待はしていなかったが、内蔵された新しいブラウザ Edge と、ウィルス対策ソフト Defender に惹かれるものがあった。常用ブラウザはグーグルの Chrome だが Edge は動きが軽快で Internet Explorer を凌駕している。ただ最近でこそ拡張機能が提供されるようになったが、Chrome と比べると貧弱である。Security Essentials を進化させた Defender はマルウェアやウイルスなどのセキュリティ脅威をスキャンしてパソコンを保護してくれる。システムの能力を削ぐ市販のウィルスソフトより優れているのではないだろうか。すでに大型アップデート Creators Update の配布が4月11日から始まっているが、マイクロソフトは Edge の新機能をアナウンスした。それいよると Edge の消費電力が低下、Chrome と比べて30%以上省エネだという。クラウドコンピューティングの時代、ブラウザの性能はやはり気になる。省電力は携帯型のノートパソコンに向いている。導入しようと思っていたが「手動更新を控えるようMSが要望」という記事が、先月28日付け日経BP電子版に掲載された。手動更新はあくまで上級者のみが利用し、それ以外のユーザーは通常の Windows Update で自動配信されるまで待つように勧めているそうだ。上級者とは言い難いので、手動更新は控えることにした。