オヤイデ OCB-1 DXs |
コンセントに挿すだけで屋内配線上のノイズを消去するという触れ込みの「NOISE HARVESTER」なる小さな電子機器を購入した。ノイズがあるとLEDが点滅する仕掛けになっている。早速オーディオ機器がつながっている電源タップに挿し込んだところ、間歇的に青いLEDランプが点灯した。試しに部屋のエアコンのスイッチをONにしたら激しく点滅した。しかしノイズの変化は自分の耳では分からない。電源ノイズリダクションシステムというのが謳い文句であるが、その効果が不明なのである。ネット通販サイトのレビューに「ミニコンポや普及価格帯の製品では効果が感じられないレベル」「オーディオはその僅かの差のために投資をしなければならない趣味です」とあった。なるほど、なるほどね。改めてオーディオに凝るのは危険と感ずる。ただ台所など、家中のコンセントに差してみたが、耳に聴こえない、目に見えない電気の汚れの存在が可視化されて見つかるのが結構面白い。ノイズ除去に関しては余り期待せず、その探知機と割り切れば、ひとつ持っていても決して無駄ではないアイデア商品と言えそうだ。ただしノイズに神経質になる余り、電線病ならぬ電源病を患わないよう、くれぐれも注意するのが肝要である。
* 当初(株)ヤザワコーポレーションの「雷バスター」と一緒に写した写真を掲載していたのですが、ちょっと紛らわしいので「NOISE HARVESTER」のみの写真と挿し替えました。(10/27)