PCオーディオのお話の続き。前回「オーディオアンプのACアウトレット奇譚」という記事を書いたが、ヤマハの「よくある質問」コーナーに、ACアウトレットからサブウーファーの電源をとると「定格出力以上の信号が入ってくることがあり、アンプの故障の原因となる可能性がございますので接続しないでください」という返答が載っていると書いた。当初私はアンプのACアウトレットにサブウーファー、USBデジタルオーディオプロセッサー、そしてレコードプレーヤーを繋いだが、その電源を切り忘れないためである。特にサブウーファーの電源のON/OFFは、パソコンの前の椅子に座ったままでは手を伸ばせないので、面倒という事情もある。それぞれの消費電力は25W、3.8W、2Wで、ACアウトレットの供給能力100Wを下回るから大丈夫と高を括ったわけである。しかもヤマハの「警告」はサブーウーファーの取り扱い説明書にも、デノンのアンプのそれにも書いていない。だから当初は気づかなかったといういきさつがある。定格出力以上の信号は台風の瞬間最大風速みたいなものだから、予想できないのだろう。ただ実際にアンプが壊れた例があるから、ウェブサイトに掲載したと思われる。回避策として、サブウーファー用に一口のスイッチ付き電源タップを購入した。スイッチONの状態でネオンランプが点灯するので、切り忘れることはない。これで一件落着。
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