2016年3月18日

ソーシャルメディアは現実生活の延長ではなく拡大だ

私たちを取り巻く仮想空間

ソーシャルメディア、例えばFacebook投稿を読んでていて興味を抱いた人に友だち申請すると、場合によってはマイナス点になるそうである。つまり面識ない人に無暗、矢鱈に申し込むのは失礼ということらしい。同サービスは実名を求めているが、これは仮想空間ではなく、現実生活の延長というコンセプトなのだろう。ところが私はFacebookには今日現在1318人の友だちがいる。これはどうも見ても現実にはあり得ない数字である。現実に付き合いがないにも関わらす交信するシステムに年賀状があるが、出すのはせいぜい200通である。それでは何故1000人を超える人と友だちなのか。それは現実生活の延長ではなく、拡大だからである。現実生活では毎日一人ずつ会っても、一年間に365人しか付き合えない。現実に1200人の友だちがいたなら、ひと月に100人会う、これは非現実的である。稀に「面識ない方の友だち申請は遠慮して」というメッセージを見ることがある。人それぞれで、これはこれで一つの見識かもしれない。しかし見知らぬ人に申請するのは失礼という認識を強制する可能性がある。その点ではいささか残念ではある。面識がない人との付き合いは、危険性を伴う可能性が確かにある。しかしお陰で、私は思わぬ発想、思わぬ発見を体験している。

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