2014年6月1日

音楽CDアルバム衰退の元凶はスティーブ・ジョブス

アップルiTunesにストレージしたCDアルバム

ミュージシャンのスガシカオが「CDを買って欲しい、ダウンロードだけでは赤字になってしまう」とTwitterでツイート、音楽業界の体質がネットで話題になっているという。いろいろ理由があるだろうけど、その元凶の一人がスティーブ・ジョブスであることに異論はないだろう。アップルのiPodは2001年11月に発表された。ウォルター・アイザックソン著『スティーブ・ジョブス』によると、ポケットから真っ白なiPodを取り出し「こんなに小さいのに1000曲も入るし、ポケットに入れて持ち運びできるんだ」と披露したそうだ。これが音楽CD市場の終わりの始まりだったといえる。ジョブスはアルバム単位ではなく曲単位で販売することにこだわった。反対があったにも関わらず、曲をバラ売りにすることに踏み切ったのである。

スティーブ・ジョブス I II (講談社)
例えば古くはLP時代のイーグルス『ホテルカリフォルニア』、あるいはCD時代に入ってからのハンク・ウィリアムズ・トリビュート『タイムレス』などを聴くと分かるのだが、アルバムをバラすことは暴挙と言えなくもない。しかしそれは意味がないとジョブスは考えたのである。これは微妙な問題を含んでいる。本当に欲しい曲が数曲でも、アルバムを買わされるという現実も存在するからだ。それにCDを購入しても、外に持ち出したい場合、パソコンを使ってiTuneにストレージするのは結構面倒な人が多いかもしれない。さて私だが、CDを買い続けていて、ダウンロード購買はしない。アルバム形式を尊重すると共に、ジャケットデザイン、さらにライナーノーツが大事だからだ。何処か心底では「資料」としての存在が大きいのかもしれない。事実、家ではインターネットラジオをBGMとすることが多いし、外出時にはiPhoneに同期転送した曲を、アルバム単位ではなく、シャッフルして聴いているいるからだ。つまりバラしているのだが、どうしてそうするのか、その辺りの心理を自分でもうまく説明できない。

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