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女子高生キャラ(左から)松賀咲・太秦萌・小野ミサ |
このフライヤーは京都市バスの中で貰ったもので、先月から始まった金曜日の市営地下鉄の終電の30分延長のPRである。ご覧の通り萌えキャラが描かれていて、その名前は太秦麗だそうである。太秦は同交通局の所在地に由来する。曰く「太秦家の長女、萌の姉。語学力を生かし,京都市内で学芸員として日々活躍中のOL。妹の太秦萌の憧れ。趣味は漬け物を食べ歩くこと。国内はもちろん、世界の漬け物を求めて旅に出ることも。漬け物のお供に日本酒を飲むことも多く、そこそこの酒豪。街中で終電まで飲むこともあり、今回のコトキン・ライナーを太秦家でいちばん喜んでいるのは麗」という説明がついている。確か2年くらい前だったと記憶しているが、京都市交通局は「地下鉄・市バスに乗るっ」シリーズに応援キャラクター太秦萌、松賀咲、小野ミサの3人の女子高校生を登場させた。このキャラクター、口コミだと思うが、人気が全国に広がり講談社のラノベ文庫
「京・ガールズデイズ太秦萌の九十九戯曲」が9月に発売された。今回は終電と言うことで、高校生ではなくOLを投稿させたそうである。ところでいわゆる萌えキャラだが、立教大教授の香山リカさんが東京新聞の連載コラムで、性犯罪の温床になっているのではないかという趣旨の発言をして物議を醸したそうである。 香山さんは「素直に『かわいいな』と思うことも多い」とことわりつつも、そこから「愛らしくてちょっぴりセクシーな少女」で視線を集めようとする風潮を見抜き「モデルになるような実際の幼い子どもや少女たちがいることを忘れてはならない」と釘をさした。性犯罪と結びつくとは思わないし、ちょっと考え過ぎの嫌いがあるが、少女、今回はOLのキャラクターを前面に出すことは「男の視線」を意識したものであることは間違いない。決して女性の視線ではないことにちょっぴり違和感を感じてしまうのは年のせいだろうか。
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