2021年の夏以来、思いつくまま世界の写真界20~21世紀の達人たちの紹介記事を拙ブログに綴ってきましたが、2024年12月20日現在のリストです。右端の()内はそれぞれ写真家の生年・没年です。左端の年月日をクリックするとそれぞれの掲載ページが開きます。
21/10/04 | 生まれ故郷ブラジルの熱帯雨林アマゾン川流域へのセバスチャン・サルガドの視座 | (born 1944) |
21/10/06 | 多くの人々に感動を与えたアフリカ系アメリカ人写真家ゴードン・パークスの足跡 | (1912–2006) |
21/10/08 | グループ f/64 のメンバーだった写真家イモージン・カニンガムは化学を専攻した | (1883–1976) |
21/10/10 | 圧倒的な才能を持ち現代アメリカの芸術写真を牽引したポール・ストランド | (1890–1976) |
21/10/11 | 何気ない虚ろなアメリカを旅したスイス生まれの写真家ロバート・フランク | (1924–2019) |
21/10/13 | 作為を排した新客観主義に触発されたストリート写真の達人ロベール・ドアノー | (1912–1994) |
21/10/16 | 大恐慌時に農村や小さな町の生活窮状をドキュメントした写真家ラッセル・リー | (1903–1986) |
21/10/17 | 日記に最後の晩餐という言葉を残して自死した写真家ダイアン・アーバスの黙示録 | (1923–1971) |
21/10/19 | フォトジャーナリズムの手法を芸術の域に高めた写真家ユージン・スミスの視線 | (1918–1978) |
21/10/24 | 時代の風潮に左右されず独自の芸術観を持ち続けたプラハの詩人ヨゼフ・スデック | (1896-1976) |
21/10/27 | 西欧美術を米国に紹介した写真家アルフレッド・スティーグリッツの功績 | (1864–1946) |
21/11/01 | 美しいパリを撮影していたウジェーヌ・アジェを「発見」したベレニス・アボット | (1898–1991) |
21/11/08 | 近代ストレート写真を先導した 20 世紀の写真界の巨匠エドワード・ウェストン | (1886–1958) |
21/11/10 | 芸術を通じて社会や政治に影響を与えることを目指した写真家アンセル・アダムス | (1902–1984) |
21/11/13 | 大恐慌を記録したウォーカー・エヴァンスの被写体はその土地固有の様式だった | (1903–1975) |
21/11/16 | 写真少年ジャック=アンリ・ラルティーグは個展を開いた 69 歳まで無名だった | (1894–1986) |
21/11/20 | ハンガリー出身の世界で最も偉大な戦争写真家ロバート・キャパの短い人生 | (1913–1954) |
21/11/25 | 児童労働の惨状を訴えるため現実を正確に捉えた写真家ルイス・ハインの偉業 | (1874–1940) |
21/12/01 | マグナム・フォトを設立した写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンの決定的瞬間 | (1908–2004) |
21/12/06 | 犬を人間のいくつかの性質を持っているとして愛撮したエリオット・アーウィット | (1928-2023) |
21/12/08 | リチャード・アヴェドンの洗練され権威ある感覚をもたらしたポートレート写真 | (1923–2004) |
21/12/12 | デザインと産業の統合に集中したバウハウスの写真家ラースロー・モホリ=ナジ | (1923–1928) |
21/12/17 | ダダイズムとシュルレアリスムに跨る写真を制作したマン・レイは革新者だった | (1890–1976) |
21/12/29 | フォトジャーナリズムに傾倒したアラ・ギュレルの失われたイスタンブル写真素描 | (1928–2018) |
22/01/10 | ペルーのスタジオをヒントに自然光に拘ったアーヴィング・ペンの鮮明な写真 | (1917-2009) |
22/02/25 | 非現実的なほど歪曲し抽象的な遠近感を生み出した写真家ビル・ブラントのカメラ | (1904–1983) |
22/03/09 | 男性ヌードや花を白黒で撮影した異端の写真家ロバート・メイプルソープへの賛歌 | (1946–1989) |
22/03/18 | ニューヨーク近代美術館で写真展「人間家族」を企画したエドワード・スタイケン | (1879–1973) |
22/03/24 | 公民権運動の影響を記録したキュメンタリー写真家ブルース・デヴッドソンの慧眼 | (born 1933) |
22/04/21 | 社会的弱者に寄り添いエモーショナルに撮影した写真家メアリー・エレン・マーク | (1940-2015) |
22/05/20 | 早逝した写真家リンダ・マッカートニーはザ・ビートルズのポールの伴侶だった | (1941–1998) |
22/06/01 | 大都市に変貌する香港を活写して重要な作品群を作り上げたファン・ホーの視線 | (1931–2016) |
22/06/12 | 肖像写真で社会の断面を浮き彫りにしたドキュメント写真家アウグスト・ザンダー | (1876–1964) |
22/08/01 | スペイン内戦取材で26歳という若さに散った女性戦争写真家ゲルダ・タローの生涯 | (1910–1937) |
22/09/16 | カラー写真を芸術として追及したジョエル・マイヤーウィッツの手腕 | (born 1938) |
22/09/25 | 死と衰退を意味する作品を手がけた女性写真家サリー・マンの感性 | (born 1951) |
22/10/17 | 北海道の風景に恋したイギリス人写真家マイケル・ケンナのモノクロ写真 | (born 1951) |
22/11/06 | アメリカ先住民を「失われる前に」記録したエドワード・カーティス | (1868–1952) |
22/11/16 | 大恐慌の写真 9,000 点以上を制作したマリオン・ポスト・ウォルコット | (1910–1990) |
22/11/18 | 人間の精神の深さを写真に写しとったアルゼンチン出身のペドロ・ルイス・ラオタ | (1934-1986) |
22/12/10 | アメリカの生活と社会的問題を描写した写真家ゲイリー・ウィノグランド | (1928–1984) |
22/12/16 | 没後に脚光を浴びたヴィヴィアン・マイヤーのストリート写真 | (1926–2009) |
22/12/23 | 写真家集団マグナムに参画した初めての女性報道写真家イヴ・アーノルド | (1912-2012) |
23/03/25 | 写真家フランク・ラインハートのアメリカ先住民のドラマチックで美しい肖像写真 | (1861-1928) |
23/04/13 | 複雑なタブローを構築するシュールレアリスム写真家サンディ・スコグランド | (born 1946) |
23/04/21 | キャラクターから自らを切り離したシンディー・シャーマンの自画像 | (born 1954) |
23/05/01 | 震災前のサンフランシスコを記録した写真家アーノルド・ジェンス | (1869–1942) |
23/05/03 | メキシコにおけるフォトジャーナリズムの先駆者マヌエル・ラモス | (1874-1945) |
23/05/05 | 文学と芸術に没頭し超現実主義絵画に着想を得た台湾を代表する写真家張照堂 | (1943-2024) |
23/05/07 | 家族の緊密なポートレイトで注目を集めた写真家エメット・ゴウィン | (born 1941) |
23/05/22 | 欲望やジェンダーの境界を無視したクロード・カアンのセルフポートレイト | (1894–1954) |
23/05/25 | 20世紀初頭のアメリカの都市改革に大きく貢献したジェイコブ・リース | (1849-1914) |
23/06/05 | 都市の社会風景という視覚的言語を発展させた写真家リー・フリードランダー | (born 1934) |
23/06/13 | 写真芸術の境界を広げた暗室の錬金術師ジェリー・ユルズマンの神技 | (1934–2022) |
23/06/15 | 強制的に収容所に入れられた日系アメリカ人を撮影したドロシア・ラング | (1895–1965) |
23/06/20 | 劇的な国際的シンボルとなった「プラハの春」を撮影したヨゼフ・コウデルカ | (born 1958) |
23/06/24 | 警察無線を傍受できる唯一のニューヨークの写真家だったウィージー | (1899–1968) |
23/07/03 | フォトジャーナリズムの父アルフレッド・アイゼンシュタットの視線 | (1898–1995) |
23/07/06 | ハンガリーの芸術家たちとの交流が反映されたアンドレ・ケルテスの作品 | (1894-1985) |
23/07/08 | 家族が所有する島で野鳥の写真を撮り始めたエリオット・ポーター | (1901–1990) |
23/07/08 | 戦争と苦しみを衝撃的な力でとらえた報道写真家ドン・マッカラン | (born 1935) |
23/07/17 | 夜のパリに漂うムードに魅了されていたハンガリー出身の写真家ブラッサイ | (1899–1984) |
23/07/20 | 20世紀の著名人を撮影した肖像写真家の巨星ユーサフ・カーシュ | (1908–2002) |
23/07/22 | メキシコの革命運動に身を捧げた写真家ティナ・モドッティのマルチな才能 | (1896–1942) |
23/07/24 | ロングアイランド出身のマルクス主義者を自称する写真家ラリー・フィンク | (born 1941) |
23/08/01 | アフリカ系アメリカ人の芸術的な肖像写真を制作したコンスエロ・カナガ | (1894–1978) |
23/08/04 | ヒトラーの地下壕の写真を世界に初めて公開したウィリアム・ヴァンディバート | (1912-1990) |
23/08/06 | タイプライターとカメラを同じように扱った写真家カール・マイダンス | (1907–2004) |
23/08/08 | ファッションモデルから戦場フォトャーナリストに転じたリー・ミラーの生涯 | (1907-1977) |
23/08/14 | ニコンのレンズを世界に知らしめたデイヴィッド・ダグラス・ダンカンの功績 | (1907-2007) |
23/08/18 | 超現実的なインスタレーションアートを創り上げたサンディ・スコグランド | (born 1946) |
23/08/20 | シカゴの街角やアメリカ史における重要な瞬間を再現した写真家アート・シェイ | (1922–2018) |
23/08/22 | 大恐慌時代の FSA プロジェクト 最初の写真家アーサー・ロススタイン | (1915-1986) |
23/08/25 | カメラの焦点を自分たちの生活に向けるべきと主張したハリー・キャラハン | (1912-1999) |
23/09/08 | イギリスにおけるフォトジャーナリズムの先駆者クルト・ハットン | (1893–1960) |
23/10/06 | ロシアにおけるデザインと構成主義創設者だったアレクサンドル・ロトチェンコ | (1891–1956) |
23/10/18 | 物事の本質に近づくための絶え間ない努力を続けた写真家ウィン・バロック | (1902–1975) |
23/10/27 | 先見かつ斬新な作品により写真史に大きな影響を与えたウィリアム・クライン | (1926–2022) |
23/11/09 | アパートの窓から四季の移り変わりの美しさなどを撮影したルース・オーキン | (1921-1985) |
23/11/15 | 死や死体の陰翳が纏わりついた写真家ジョエル=ピーター・ウィトキンの作品 | (born 1939) |
23/12/01 | 近代化により消滅する前のパリの建築物や街並みを記録したウジェーヌ・アジェ | (1857-1927) |
23/12/15 | 同時代で最も有名で最も知られていないストリート写真家のヘレン・レヴィット | (1913–2009) |
23/12/20 | 哲学者であることも写真家であることも認めなかったジャン・ボードリヤール | (1929-2007) |
24/01/08 | 音楽や映画など多岐にわたる分野で能力を発揮した写真家ジャック・デラーノ | (1914–1997) |
24/02/25 | シチリア出身のイタリア人マグナム写真家フェルディナンド・スキアンナの視座 | (born 1943) |
24/03/21 | パリで花開いたロシア人ファッション写真家ジョージ・ホイニンゲン=ヒューン | (1900–1968) |
24/04/04 | 報道写真家として自活することに成功した最初の女性の一人エスター・バブリー | (1921-1998) |
24/04/20 | 長時間露光により時間の多層性を浮かび上がらせたアレクセイ・ティタレンコ | (born 1962) |
24/04/28 | 20世紀後半のイタリアで最も重要な写真家ジャンニ・ベレンゴ・ガルディン | (born 1930) |
24/04/30 | トルコの古い伝統の記憶を守り続ける女性写真家 F・ディレク・ウヤル | (born 1976) |
24/05/01 | ファッション写真に大きな影響を与えたデヴィッド・ザイドナーの短い生涯 | (1957-1999) |
24/05/08 | 社会の鼓動を捉えたいという思いで写真家になったリチャード・サンドラー | (born 1946) |
24/05/10 | 直接的で妥協がないストリート写真の巨匠レオン・レヴィンシュタイン | (1910–1988) |
24/05/12 | 自らの作品を視覚的な物語と定義している写真家スティーヴ・マッカリー | (born 1950) |
24/05/14 | 多様な芸術の影響を受け写真家の視点を形作ったアンドレアス・ファイニンガー | (1906-1999) |
24/05/16 | 芸術的表現により繊細な目を持つ女性写真家となったマルティーヌ・フランク | (1938-2012) |
24/05/18 | ドキュメンタリー写真をモノクロからカラーに舵を切ったマーティン・パー | (born 1952) |
24/05/21 | 先駆的なグラフ誌『ピクチャー・ポスト』を主導した写真家バート・ハーディ | (1913-1995) |
24/05/24 | グラフ誌『ライフ』に30年間投稿し続けたロシア生まれの写真家リナ・リーン | (1914-1995) |
24/05/27 | 旅する写真家として20世紀後半の歴史に残る象徴的な作品を制作したルネ・ブリ | (1933-2014) |
24/05/29 | 高速ストロボスコープ写真を開発したハロルド・ユージン・エジャートン | (1903-1990) |
24/06/03 | 一般市民とそのささやかな瞬間を撮影したオランダの写真家ヘンク・ヨンカー | (1912-2002) |
24/06/10 | ラージフォーマット写真のデジタル処理で成功したアンドレアス・グルスキー | (born 1955) |
24/06/26 | レンズを通して親密な講釈と被写体の声を伝えてきた韓国出身のユンギ・キム | (born 1962) |
24/07/05 | 演出されたものではなく現実的なファッション写真を開発したトニ・フリッセル | (1907-1988) |
24/07/07 | スウィンギング60年代のイメージ形成に貢献した写真家デイヴィッド・ベイリー | (born 1938) |
24/07/13 | 著名人からから小さな町の人々まで撮影してきた写真家マイケル・オブライエン | (born 1950) |
24/07/14 | 人々のドラマが宿る都市のカラー写真を制作したコンスタンティン・マノス | (born 1934) |
24/08/04 | 写真家集団「マグナム・フォト」所属するただ一人の日本人メンバー久保田博二 | (born 1939) |
24/08/08 | ロバート・F・ケネディの死を悼む人々を葬儀列車から捉えたポール・フスコ | (1930–2020) |
24/08/13 | クリスティーナ・ガルシア・ロデロが話したいのは時間も終わりもない出来事だ | (born 1949) |
24/08/30 | ドキュメンタリーと芸術の境界を歩んだカラー写真の先駆者エルンスト・ハース | (1921–1986) |
24/09/01 | 国際的写真家集団マグナム・フォトの女性写真家スーザン・メイゼラスの視線 | (born 1948) |
24/09/09 | アパルトヘイトの悪と日常的な社会への影響を記録したアーネスト・コール | (1940–1990) |
24/09/14 | 宗教的または民俗的な儀式に写真撮影の情熱を注ぎ込んだラモン・マサッツ | (1931-2024) |
24/09/23 | アメリカで最も有名な無名の写真家と呼ばれたエヴリン・ホーファー | (1922–2009) |
24/09/25 | 自身を「大義を求める反逆者」と表現した写真家マージョリー・コリンズ | (1912-1985) |
24/09/27 | 北海道の小さな町にあった営業写真館を継がず写真芸術の道を歩んだ深瀬昌久 | (1934-2012) |
24/10/01 | 現代アメリカの風変わりで平凡なイメージに焦点を当てた写真家アレック・ソス | (born 1969) |
24/10/04 | 微妙なテクスチャーの言語を備えた異次元の写真を追及したアーサー・トレス | (born 1940) |
24/10/06 | オーストリア系イギリス人のエディス・チューダー=ハートはソ連のスパイだった | (1908-1973) |
24/10/08 | 映画の撮影監督でもあったドキュメンタリー写真家ヴォルフガング・スシツキー | (1912–2016) |
24/10/15 | 芸術のレズビアン・サブカルチャーに深く関わった写真家ルース・ベルンハルト | (1905–2006) |
24/10/19 | ランド・アートを通じて作品を地球と共同制作するアンディ・ゴールドワージー | (born 1956) |
24/10/29 | 公民権運動の活動に感銘し刑務所制度の悲惨を描写した写真家ダニー・ライアン | (born 1942) |
24/11/01 | 人間の状態と現在の出来事を記録するストリート写真家ピータ―・ターンリー | (born 1955) |
24/11/04 | 写真を通じて現代の社会的状況を改善することに専念したアーロン・シスキンド | (1903-1991) |
24/11/07 | 自然と植物の成長にインスピレーションを受けた写真家カール・ブロスフェルト | (1865-1932) |
24/11/09 | ストリート写真で知られているリゼット・モデルは教える才能を持っていた | (1901-1983) |
24/11/11 | カラー写真が芸術として認知されるようになった功労者ウィリアム・エグルストン | (born 1939) |
24/11/13 | 革命後のメキシコ復興の重要人物だった写真家ローラ・アルバレス・ブラボー | (1903-1993) |
24/11/15 | チリの歴史上最も重要な写真家であると考えられているセルヒオ・ララインの視座 | (1931-2012) |
24/11/19 | イギリスのアンリ・カルティエ=ブレッソンと評されたジェーン・ボウン | (1925-2014) |
24/11/25 | カラー写真の先駆者ソール・ライターは戦後写真界の傑出した人物のひとりだった | (1923–2013) |
24/11/25 | サム・フォークがニューヨーク・タイムズに寄せた写真は鮮烈な感覚をもたらした | (1901-1991) |
24/11/29 | ゲイ解放運動の活動家だったトランスジェンダーの写真家ピーター・ヒュージャー | (1934–1987) |
24/12/01 | 複数の芸術的才能に恵まれていた華麗なるファッション写真家セシル・ビートン | (1904–1980) |
24/12/05 | ライフ誌と空軍で活躍した女性初の戦場写真家マーガレット・バーク=ホワイト | (1904–1971) |
24/12/07 | 愛と美を鮮明に捉えたロマン派写真家エドゥアール・ブーバの平和への眼差し | (1923–1999) |
24/12/10 | 保守的な政治体制と対立しながら自由のために写真を手段にしたエヴァ・ペスニョ | (1910–2003) |
24/12/15 | 自然環境における人間の姿を研究することに関心を寄せた写真家マイケル・ぺト | (1908-1970) |
24/12/20 | ベトナム戦争中にナパーム弾攻撃から逃げる子供たちを撮影したニック・ウット | (born 1951) |
子供の頃「明治は遠くなりにけり」という言葉を耳にした記憶がありますが、今まさに「20世紀は遠くなりにけり」の感があります。掲載した作品の大半がモノクロ写真で、カラー写真がわずかのなのは偶然ではないような気がします。20世紀のアートの世界ではモノクロ写真が主流だったからです。しかしデジタルカメラが主流になった21世紀、カラー写真の台頭に目覚ましいものがあります。ジョエル・マイヤーウィッツとサンディ・スコグランド、ジャン・ボードリヤール、 F・ディレク・ウヤル、マーティン・パー、コンスタンティン・マノス、久保田博二、ポール・フスコ、エルンスト・ハース、エヴリン・ホーファー、アレック・ソス、アンディ・ゴールドワージー、ウィリアム・エグルストン、ソール・ライタ、などのカラー作品を取り上げました。