2026年1月17日

高市早苗首相の稚拙な外交戦略

Giorgia Meloni and Sanae Takaichi

これはイタリアのジョルジャ・メローニ首相が1月16日 X にポストした画像だが「遠く離れた二つの国だが、ますます近づいている」という説明がついている。下段の少女漫画風イラストは日本のアニメ文化を意識 AI で生成したと想像されるが、メローニ首相は49歳、高市早苗首相は64歳、どう見積もっても少女とは言い難く、見せられるほうが恥ずかしい。表示数は775.8万でネット応援団は盛り上がったようだ。スポーツ報知によると「メローニ様!ようこそ日本へ」「お美しい」「二人ともとってもキュートで美しい笑顔」「仲の良い姉妹のよう」「髪の毛ツヤツヤ」「超綺麗でビビったわw」「メローニさん自らアニメ絵を投稿してくれるとは」「ほんと、可愛らしい」「白のスーツがお似合いで華がありすぎる」とビジュアルが話題になったという。この程度の反響が高市早苗の「高い支持率」を支えているのだろう。しかしメローニ首相来日の報道は気弱だった。その背景や世論の反応、その裏にあると考えられる要因は何だ多ったのだろうか。実際には、官邸の公式発表や一部のニュースメディアではメローニ首相の来日に関する情報は掲載されていた。しかし、地上波ニュースやワイドショーといった“主流メディア”での露出が少なかったことで、多くの視聴者にとっては「なかったも同然と感じられたようでるあると分析できる。つまり情報は存在していたが、届いていなかったという「伝達の欠如」が問題の本質とも言えるかもしれ。16日は「旧メディア」であるテレビの情報番組が終日、立憲・公明の新党「中道改革連合」構想について報じていたが、これと重なってしまったのも要因だろう。

Flags Italy and Japan
Two butterflies as symbols of the relationship between Italy and Japan

メローニ首相はイタリア初の女性首相で「イタリアの同胞」党首。「極右」と評されながらも就任後は「伝統的家族」や「自国優先」を掲げつつ、実際には欧米との協調路線、ウクライナ支援、財政規律を重視する現実的な姿勢で、安定した政権運営を実現している。たたき上げの政治家で、強いリーダーシップと保守思想が特徴である。高市首相も世襲政治家ではなく、いわばたたき上げで、海外の一部に「極右」と評されている。中国紙の風刺漫画では軍国主義の「極右政治家」に描かれることが多い。外交は一見華やかな政治活動で、高市首相が師と仰ぐ安倍晋三元首相も外交を重視、いや、好んだ。高市首相は昨年10月24日の所信表明演説で、安倍晋三元首相が好んだ言葉を引用して「世界の真ん中で咲き誇る日本外交を取り戻す」と語った。また、安倍が提唱した「自由で開かれたインド太平洋」に関し「外交の柱として引き続き力強く推進し、時代に合わせて進化させていく」と訴えた。安倍外交を手本とし、回帰する姿勢を打ち出した。では新たな高市外交は成果をを上げているだろうか。中華人民共和国が台湾を支配下に置く目的で台湾に対して戦艦[注釈 1]による武力行使を行った場合、それは明らかに日本の存立危機事態になり得るという考えを示した。この発言に対して中国側は「一つの中国」の原則に反しており内政干渉に当たるとして反発し、日中間の対立の引き金となった。中国は態度を硬化させたままで、最近では日本へのレアアース禁輸を散らつかせている。にも関わらず高市政権は関係を修復できないままである。外交は首相ひとりではできない。外務省との関係も悪化しているようだ。自民党内でも「高市首相は独断に過ぎるという批判があるという。その典型がわずか数人しか知らなかった「電撃解散」である。

cinema  日本映画社・日本映画新社制作:日独伊三国同盟歴史的調印式 日本ニュース 第22号 1940年 NHK

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