撫で牛 錦天満宮(京都市中京区新京極通四条上る) Holga120 Pinhole Neopan100Acros
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これはおそらくデジタル技術ゆえできる処理で、ウェットシステムでは難しいかもしれない。さらにグラデーションツールを使って、領域を定めてのトーン調節、そして部分領域もいじっている。フィルムに付いたゴミの処理も容易にできる。明室で処理できるというメリットもあるし、Undo(処理ステップを戻す)が可能で、無駄な損紙を作らないことは地球環境に優しいと言える。最終的には銀塩ペーパーに出力することになるが、残念ながら出来上がるのはゼラチンシルバープリントとは言い難い。ネガカラ―用の印画紙なので、漂白工程で銀が捨てられ、残るのは色素だけだからである。しかし写真の品位あるいは神髄に変化はない。蛇足ながら「デジタルネガティブ」という技術がある。デジタルカメラで撮った写真からネガを作り、プラチナプリントなどの古典印画にする方法であるが、私は評価しない。撮影フィルムが消えたならともかく、今あるフィルムで撮れば良いだけの話だからである。
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