2025年5月13日

ソーシャルメディアの弊害(22)プラットフォーム Facebook 百年の孤独

AddictiveSocialMedia
危険性を孕むソーシャルメディア

ソーシャルメディア Facebook の友達が2,000人に達した。アカウントを取得したのが2010年だから、おおむね15年の月日が流れたことになるが、まるで百年のごとき長さである。ごく初期には私のほうから友達申請をした記憶があるが、いつの間にかやめてしまった。最近は毎日のように申請が届くようになったが、その大半は海外からである。だから結果的に友達は日本人より外国人が多いということになる。申請があると、一応プロフィールを見るが、何も書いてないと無視することが多い。プロフィールを見ると妙齢の女性らしいのだが、なぜ自分にと思ってしまう。気まぐれに承諾すると、判で押したように Facebook の Messenger に伝言が届く。そこでこれを無視して削除すると、いつの間にか友達リストから消え去る。何らかの魂胆があっての申請、ロマンス詐欺じゃないかと疑うことがしばしばある。著名人の名を騙った詐欺広告が横行していながら、有効な対抗策を打ってないのも気になる。ところでソーシャルメディアとしての Facebook だが、長期にわたって付き合ってきたにも関わらず、有効な利用をしていないような気がする。ブログを更新するとそのお知らせをポストするようにしているが、閲覧数に反映するか、いささか不明である。あとは知らぜらる世間一般にはレジェンドを含め、内外の写真家の素晴らしい作品を時折紹介している。しかし自分の作品は滅多に投稿することはない。

Facebook on Cracked Wall
ひび割れた壁

X(旧Twitter)では時事問題、とりわけ政治談議が盛んに行われているようだが、Facebook にはその兆しがやや希薄である。もしかしたらグループを立ち上げて論議しているかもしれない。政治談議はさておき、私は Facebook のアカウントを剥奪されそうになったことがある。ヌード写真をポストしたところ、即削除されて警告、しばらくアクセス不能になった記憶がある。利用規約の「乳首が見える女性の乳房の画像も制限されますが、医療目的や健康上の目的でシェアされる画像は除きます。授乳をしている女性や乳房切除術後の瘢痕を表す写真も許可されます。また、ヌードを描写する絵画や彫刻などの芸術作品の写真も許可されます」という一項に牴触したためらしい。じゃあ、性毛やペニスが写った写真はどうなんだろう。今更幼稚な「芸術か猥褻か」という幼稚な議論は虚しい。それこそ百年の孤独に苛まされれてしまう。ファクトチェックを停止したマーク・ザッカーバークの方針も理解に苦しむ。彼を含めアマゾンなど GAFA の CEO(最高経営責任者)たちがトランプ大統領に媚びているのも情けない。いささか Facebook に対してトーンダウンした感想に終始しそうだが、旧友に再会できたり、実生活を凌駕するメリットも否めない。しかし孤独感が漂ってしまうのである。昨年11月に参加、フォロワーが600人を超えた分散型ソーシャルプラットフォーム Bluesky の影響もある。Xから離脱したと思われるリベラルな参加者が多く、反トランプの旋風が極めて心地よい。下記リンク先はカリフォルニア大学ロサンゼルス校の学生イザベラ・モレッティがニューヨーク・タイムス紙に寄稿した「ソーシャルメディアは中毒性があるか? 科学はこう語る」である。

New YorkTimes  Is Social Media Addictive? Here’s What the Science Says by Isabela Moretti | The Times

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