2020年11月14日

全米で大勢判明バイデン当選確実

Presidental Result
第46代米大統領にジョー・バイデン就任へ(CNN)

米国 CNN テレビ電子版によると米大統領選は13日、30年近く共和党の地盤となっていたジョージア州で、民主党候補のバイデン前副大統領が勝利を確実にした。民主党候補が同州を制するのは1992年のビル・クリントン氏以来28年ぶり。バイデンはこの勝利により選挙人を16人上積みし、選挙人数の合計で前回トランプ氏が獲得した306人に並んだ。ノースカロライナ州はトランプが押さえるの見通し。最終的な選挙人獲得数は306人対232人となり、バイデンの当選が確実になった。トランプ大統領はジョージア州の大勢判明から間もなく、ホワイトハウスで記者発表を行ったが、新型コロナウイルス対策について説明するにとどまり、敗北宣言はしなかったようさ。また記者の質問も受け付けず会場をあとにしたという。

CNN  Presidential Election Results and Electoral Map 2020 | Cable News Network (CNN)

2020年11月13日

科学を軽視したトランプ米大統領の四年間

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ドナルド・トランプ米大統領(74)は、対立候補のジョー・バイデン前副大統領(77)の当選確実が報じられて以降、根拠を示さずに選挙に不正があったと主張。選挙が「盗まれた」と発言し、法廷闘争に臨む姿勢を崩していない。民間人になると大統領特権が機能しないので、あらゆる手段使い選挙民主主義を破壊しようとしているように見える。ところで英国の総合学術雑誌「ネイチャー」電子版が「トランプが科学に与えたインパクトのタイムライン4年間」という興味深い記事を掲載している。

2017年1月:イスラム大国を断絶
トランプは大統領になってわずか2週間目にして、イスラム大国7カ国の人々の米国への入国を禁止する命令に署名した。この命令は、これらの国の研究者やその共同研究者の間でも、恐怖と混乱を呼び起こしている。この命令の様々なバージョンに対するいくつかの法的挑戦の後、米国最高裁判所は最終的に、より限定的な禁止のバージョンを支持した。
2017年3月:科学分野の予算
2018年最初の予算案は、米国環境保護庁(EPA)や米国国立衛生研究所、その他いくつかの科学機関の予算削減を求めた。歳出水準を決定する米国議会はこれを無視した。同月、トランプは前任者のバラク・オバマの気候変動政策を解体することを目的とした行政命令に署名した。この命令は、発電所からの炭素排出量の制限を撤廃するように EPA に指示している。
2017年6月:パリ協定撤退
トランプは米国が国際的な2015年のパリ気候協定から撤退すると発表し、科学者からの反発を買う。
2017年12月:月飛行計画
トランプは NASA に宇宙飛行士を再び月に送ることに取り組むよう指示し、NASAの優先順位の変更を示した。政権はその後、この目標に2024年を期限とする設定をした。
2008年4月:データ禁止
トランプ氏が米国環境保護庁(EPA)長官に任命したスコット・プルーイットが、EPA が基礎データが公開されていない研究に基づいて、規制上の決定を下すことを防ぐ規則を提案――その中には、汚染物質の健康への影響に関する研究など、医学的なデータに頼った研究も多く含まれている。
2008年5月:核合意離脱
トランプ氏が米国がイランとの核合意から離脱すると発表し、多くの研究者から批判を浴びる。
2008年7月:任命の遅れ
トランプは気象学者のケルヴィン・ドログマイヤーを科学顧問に指名。少なくとも1976年にホワイトハウスに科学技術政策室が設立されて以来、他のどの第一期大統領よりもこの役職を任命するのに時間がかかった。
2019年4月:助言者のキャンセル
米国の研究者は、政府に技術的なアドバイスを提供し、多くの著名な科学者や学者を含む独立したグループである JASON の長年の関係を中止するという国防総省の決定を非難。
2019年9月:シャーピーゲート
トランプがアラバマ州はハリケーンの接近で予想以上に打撃を受ける可能性が高いと偽って主張、大統領と矛盾する国立気象局 の予報士を批判。その後の政府の調査で、政権の行動が気象予報に対する国民の信頼を損なう可能性があることが判明した。
2019年11月:さよならパリ
トランプが米国を2015年のパリ気候協定から離脱させるプロセスを開始。
2020年2月:ウイルスに対する誤情報
トランプがコロナウイルスは「軽度」で「インフルエンザのようなもの」だから心配するなと発言。しかし、9月まで公開されなかったジャーナリストのボブ・ウッドワードとのインタビューの録音で、トランプは、ウイルスはインフルエンザよりもはるかに悪化しており、パニックを起こさないように意図的に脅威を抑えていると述べている。
2020年4月:WHO を非難
米国のコロナウイルス死亡者数が急速に増加したため、トランプは中国と世界保健機関(WHO)を非難し、同機関への米国の資金提供の凍結を誓約。大統領は、疑わしい証拠があるにもかかわらず、COVID-19 の治療薬としてクロロキンとヒドロキシクロロキンを誇大宣伝。その後の研究では、この薬がこの病気に有効であるという証拠は何も示されていない。
2020年5月:ワクチン競争
トランプが、2020年末までに COVID-19 の原因となるコロナウイルスに対するワクチンを製造することを目的とした「ワープ・スピード作戦」を発表。トランプは米国が WHO から脱退することを宣言。
2020年8月:検査の混乱
疾病予防管理センター米国(CDC)が症状のない人はCOVID-19の検査を受ける必要がないことを示唆する、改訂されたガイダンスを発行、科学者や公衆衛生関係者の間に怒りと混乱を巻き起こした。
2020年9月:ガイドラインを覆す
CDC は、その母体である米保健福祉省の政治的任命権者が、適切な科学的レビューを受けずに新しい検査指針を公表していたとの報道を受けて、新しい検査指針を覆した。トランプは、選挙前の10月までにコロナウイルスワクチンを準備すると発表し、承認プロセスが政治に影響される可能性があるとの懸念を示す。
2020年10月:大統領の病気
トランプ、夫人とともに新型コロナウィルス感染症 COVID-19 の陽性反応が出たことを発表。彼は中等度から重度の症例と一致する症状を経験しており、実験的な治療を受けた。

イスラム大国の人々の入国禁止から、有人宇宙飛行、コロナウイルスの大流行まで、ドナルド・トランプ米大統領の政策と行動は「科学を変えた」とネイチャー誌は述べている。自らの発病により、ホワイトハウスにクラスターが発生するという異常事態が起きたことは記憶に新しい。大統領選でトランプが負けたのは、コロナウィルスの脅威を無視して対策を怠ったツケが回ったためだろう。米国の感染者は増え続け、2020年11月13日現在の死亡者数は24万3,000人、科学を理解できず、無視した為政者が多くの犠牲者を生んでいる。

science  A four-year timeline of Trump's impact on science | nature magazine

2020年11月11日

閲覧者が 4,000 人を超えた Facebook ページ

Mike, Peggy and Pete Seeger ©1995 by Dave Gahr

ソーシャルメディア Facebook で私が管理しているページ「アメリカンルーツ音楽」の閲覧者が4,000人を超えた。なぜ日本人がアメリカ音楽のページを、と不思議に思う人が多いかもしれない。同サイトには外国人が作っている日本の浮世絵やヲタク文化のページもあるし、そういう意味では別に不思議ではない。ページを「いいね!」した人の性別と年齢の集計データを見てみよう。ユーザーのプロフィールに記載されている情報に基づいて集計された推定値でである。男女とも65歳以上の高齢者が一番多い。ソーシャルメディアは若年層というイメージなので意外だ。利用者が Facebook プロフィールに入力した年齢や性別などのさまざまな要素に基づいて集計されたものだそうである。管理人が日本人と知った人から「日本語で」というメッセージが届いたが、外国人のほうが多いので、と返信したこともある。

国別閲覧者のトップテンは次の通りだった。( ) 内は人数。
  1. アメリカ合衆国(2,700)
  2. イギリス(193)
  3. 日本(180)
  4. カナダ(100)
  5. オーストラリア(80)
  6. フランス(62)
  7. イタリア(59)
  8. ドイツ(43)
  9. スペイン(35)
  10. ブラジル(33)

アメリカからのアクセスが圧倒的に多いが、イギリス、カナダの英語圏、そして英語を解する人が多いヨーロッパからと続くのがお分かりいただけると思う。日本が3番目だが、これは私の Facebook フレンドが含まれているからだと思う。閲覧者が1万を超えるページがざらにあるが、4,000人は4番目のマイルストーン、日本流にいえば距離は違うが四里塚だと思う。それにしても創設が昨年1月31日だから、ここまで達するまで意外と時間がかかったと思う。次のマイルストーンは5,000人だが、さて、いつ達成するだろうか?

American Roots Music  If you love American Roots Music, this Page is your place on social media Facebook.

2020年11月8日

米副大統領に就任するカマラ・ハリス議員

Kamala Harris

米大統領選は、開票作業が続いていた東部ペンシルベニア州で民主党のジョー・バイデン候補(77)が勝利し、獲得選挙人が当選に必要な過半数270を超えた。再選を目指す共和党のドナルド・トランプ大統領(74)は、複数の州で開票を巡る訴えを起こすなど、徹底抗戦の構えを見せており、当選者確定には時間がかかる可能性がありそうだ。当選が確定すれば、選挙人による正式投票を経て、バイデンは来年1月20日、第46代米大統領に就任する。これに伴いカマラ・ハリス上院議員(56)も副大統領に就任することになった。世界で最も高いガラスの天井の一つを突き破り、米史上初の女性副大統領に選出されるという歴史を作り、ドナルド・トランプ大統領の荒れ狂った支配を終わらせることに寄与することになった。米国東部時間の11月7日午後8時半過ぎ、ハリスは次のようなツイートをした。このパンデミックに打ち勝つために、経済を再建するために、私たちの司法制度と社会における体系的な人種差別を根絶するために、気候危機と闘うために、私たちの国の魂を癒すためにと決意を述べている。

ハリスは1964年10月20日、カリフォルニア州オークランドに生まれた。2016年に民主党員として米上院議員に選出され、翌年からカリフォルニア州を代表して1期目を務めた米国の政治家。米国の上院議員を務めた初のインド系米国人であり、2人目のアフリカ系米国人女性でもある。ジャマイカ人だった父親は、スタンフォード大学で教鞭をとり、インドの外交官の娘だった母親はがん研究者だった。ハワード大学で政治学と経済学を学んだ後、ヘイスティングス大学で法学士号を取得した。その後、オークランドで副地方検事(1990-98年)を務め、ギャングの暴力、薬物売買、性的虐待などの事件を起訴し、そのタフさに定評があった。2004年に地方検事に就任、2010年にはカリフォルニア州の司法長官に1%以下の僅差で当選した。翌年の就任後は政治的独立性を発揮し、例えばバラク・オバマ大統領の政権から、住宅ローン貸し手に対する不公正な行為を理由とした、全国的な訴訟を解決するよう圧力をかけられたことを拒否した。その代わりに、カリフォルニア州の訴訟に力を入れ、2012年には、当初提示された額の5倍もの高額な判決を勝ち取った。

結婚を男女間に限定し同性婚を禁ずる規定を盛り込んだ州憲法の修正案「プロポジション8」(2008年)の弁護を拒否したことで、2013年にこの修正案が覆されることになる。カリフォルニアを拠点とする作家、ジョーン・O'C・ハミルトンとの共著 "Smart on Crime"(2009年)は、犯罪の再犯問題に対処するためのモデルと考えられていた。2017年1月の就任後、ハリスは情報特別委員会と司法委員会の両方の委員を務めるようになる。彼女は公聴会中に証人に質問する検察スタイルで知られるようになり、共和党の上院議員からの批判と時折の妨害を受けた。2017年6月、彼女は2016年の大統領選挙へのロシアの干渉疑惑について、情報委員会の前で証言していた、ジェフ・セッションズ司法長官(73)への質問で特に注目を集める。彼女は以前、彼に辞任を求めていたのである。ハリスの回顧録 "The Truths We Hold: An American Journey" が2019年1月に出版された。そして2020年11月、黒人女性として初めて米国の副大統領になることが決まった。以上ハリスの履歴については、下記リンク先の論文を参照、抄訳しながら書いてみた次第である。

woman Kamala Devi Harris: Biography & Facts (Britannica) Written by Gregory Lewis McNamee