日時: 2012年11月27日(火)18時45分~21時
会場: キャンパスプラザ京都 第1講義室 (交通アクセス)
参加費: 一般500円 学生・フリーター300円 高校生以下無料
申し込み・問い合わせ: Email: midori.no.kyoto@gmail.com Phone: 070-5650-3468
主催: 「緑」の京都・準備会 http://greens-kyoto.jimdo.com/
Adolf Hitler by Rafael Monteiro政治的リーダーシップについて、最近考えていることを少し書いてみたい。東大で政治学の研究者になったときに、最初に取り組んだのがナチズム、ファシズムの研究である。数多くの文献にあたったが、その中でも印象に残っているのが、シグムント・ノイマンの名著『恒久革命』である。ノイマンは、全体主義の特徴として、永遠の革命、つまり常に、コマネズミのように動き回り、次々と革命の対象を広げていくことをあげ、それこそがファシズム運動だと指摘した。舛添センセイが政治学の学者だったことを思い出したが、最初に取り組んだのがナチズム、ファシズムの研究だったことは知らなかった。文中のシグムント・ノイマンの著書は、正確には『大衆国家と独裁―恒久の革命 』のことで、政治学とは縁遠いが、センセイの一文から急に読みたくなり発注した本である。「ユダヤ人という敵を作り上げて、大衆の憎悪心をそこに集中させた結果が、アウシュビッツの悲劇となり、人道に対する犯罪につながったことを忘れてはならない。マスコミ、とりわけテレビが恒久革命を推進させていることを、マスコミ人は自覚して仕事をせねばならない。視聴率、部数は伸びても、日本国が滅びたのでは何にもならない」とセンセイは続けている。奇しくも橋下徹の思想は「ハシズム」と揶揄されている。石原慎太郎とのコンビはまさに日本のファシズムを再興させようとするものだ。私は舛添要一のシンパでもなんでもない。また彼の一文は、現在おかれた政治家としての計算もあるだろう。しかし真相を突いている。
具体的には、何かイベントを拵えたり、目新しい政策を打ち出したり、対外戦争に乗り出したり、とにかくじっとしておらず、次々と新しい課題を作っていくのである。そして、最後には、それが第二次世界大戦へとつながっていく。最近のポピュリスト政治家たちの言動を見ていると、まさに恒久革命を行っているかのようである。都政とは何の関係もない尖閣諸島問題を争点化したり、次々と攻撃対象を作ってツイッターで批判したりする、そして、それがマスコミによる増幅作用を通じてポピュリズムを刺激する。