2014年8月1日
夏草や君わけゆけば風薫る
夏草
平野神社(京都市北区平野宮本町)
炎天下の街路から逃げるようにして平野神社の境内に飛び込んだ。春に花見の床几が並ぶ西大路側の雑草は刈り取られていた。鉄柵に囲われた桜苑には、たわわに実ったムラサキシキブの青い実が目を和ませてくれる。秋になればその名の通り紫色に変ずるだろう。今はすべたが緑色に包まれているが、やがて自然は紅色から茶色に変じ、そして遂には灰色に変幻するのである。標題は正岡子規の句だが、与謝蕪村の「夏河を越すうれしさよ手に草履」という句もこの季節によく似合う。
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