2013年11月18日

昔コレクションしたレコードが無駄にならない嬉しさ

DENON DP-300F

古いレコードプレーヤーが壊れてしまった。デノンのDP-33Fで、発売が1973(昭和48)年だから、少なくとも30年以上はゆうに使ってきたものだ。おそらく修理不能なので、同じデノンのDP-300Fを購入した。同社の希望小売価格は45,150円だが、2万円強で入手できた。しかし消耗品である交換針は4,000円弱で、どうも値段が釣り合わないような気がする。この辺りはまるで謎だ。世の中には「オーディオマニア」が健在らしく、創業100周年記念モデルDP-A100はカートリッジ別売りで304,500円という代物がある。資金もさることながら、置く場所もなく、オーディオに凝ることを諦めた私には縁遠い製品である。それはともかく、先月導入したネットワークCDレシーバーRCD-N8に繋いでみた。セットアップは針圧設定くらい。というかあとは針がレコードから滑らないように調節する、アンチスケーティングつまみがあるくらいで、ターンテーブルの回転速度などの細かい調節できない。アンプ側にはPHONO入力端子がないのだが、プレーヤー側にPHONOイコライザーが内蔵されてい。棚からLPレコードを何枚か引っ張り出して聴いてみたが、値段の割にはいい音だと思う。ひとつ難点は、同じメーカーのアンプを使っているので、出力レベルが同じかと思っていたが違うことだ。CDその他に切り替えるとガーンと音が大きくなり、最初はちょっと慌ててしまった。カートリッジの出力が昔と同じだからだろうか。普段はインターネットラジオをもっぱらBGMにしているが、LPレコードは片面の演奏時間がせいぜい25分程度、盤を入れ替えるのが若干煩わしいが、その手間に値するスローライフな愉しみを得ることができる。何よりも昔コレクションしたレコードが無駄にならないのが嬉しい。

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