2024年2月14日

ソーシャルメディア Facebook はなぜ英語を主体にしているのか

Important linguistic diversity
多様性は言語が持つ最も重要な要素

ソーシャルメディア Facebook で「面識のない方からの友達申請はお断りしてます」という投稿を目にすることがある。実際に出会った人しか友達にならない点はよく理解できる。何しろ世の中には問題がある人が少なからずいるし、フィッシング詐欺などのネット犯罪に巻き込まれる可能性がなきにしもあるからだ。かくいう私は現在 1,500 人強の友達がいる。そのうち面識があるのはおそらく 100 人に満たないかもしれない。というか数えるのは困難だが、友達の過半数が外国人で、少なくとも英文の「面識のない方…」というメッセージは出会ったことがない。ただ「素晴らしい情報を発信している人と繋がりたい」と思い、見知らぬ人に友達申請を積極的したことがあるが、当然のことながら無視されたことも多々ある。

逆に面識のない人から友達申請を受けたときは、一応どんな人かチェックするが、おおむね承認している。ただしプロフィール写真が若い女性で、なぜ私に興味を持ったのが不可解の場合、カバー写真が怪しげな場合は要注意だが。友達追加、友達確認、送信済みリクエストのキャンセル、受信リクエストの削除、友達解除、友達の削除ができるウェブブラウザ Chrome 用拡張機能 AutoFriends があるが、英語版のみで、日本語化されていないようだ。ところで私は X(旧Twitter) や Instagram でも日本語を使っていない。海外の人々と交流できるのがインターネット、その恩恵を享受したいと思ったからだ。

  • 2004年にアメリカのハーバード大学に通っていたマーク・ザッカーバーグによって設立された。当初はハーバード大学の学生向けのソーシャルネットワークサービスとして立ち上げられたため、英語が主要言語として設定された。
  • 現在 Facebook は世界で29億人以上のユーザーを抱えている。そのうち英語を話すユーザーは約13億人と、全体の約45%を占めている。これは他のどの言語よりも多くのユーザー数である。
  • 広告収入によって収益を得ている。広告主はできるだけ多くの人々に広告を届けたいと考えている。英語は世界で最も多くの人が話す言語であるため、広告主にとって最も魅力的な言語と言える。英語は世界で最も多くの人が話す言語であるため、広告主にとって最も魅力的な言語と言える。
  • Facebook は機械翻訳などの技術を使って、コンテンツを異なる言語に翻訳している。しかし機械翻訳は完璧ではなく、誤訳が発生する可能性がある。英語は他の言語よりも機械翻訳の精度が高いと言われている。

以上がなぜ非英語圏を含め Facebook は英語を主体にしているのか、その理由だと私は推測している。とはいえ現在 Facebookは、英語以外にも多くの言語に対応している。ユーザーは、自分の好みに合わせて言語設定を変更することができる。そして機械翻訳の精度向上に力を入れている。人工知能による機械翻訳の向上は目覚ましく、ごく近い将来、英語以外の言語でも、より自然な翻訳ができるようになると思われる。アラビア語やハングルなどのみしか使用していないユーザーからの友達申請に怯むことなく承認し、言語設定選択で、母国語への自動翻訳が流れる日は近いだろう。下記リンク先は言語に関する雑学サイト Words Trivia の「なぜ私たちはソーシャルメディア上で、母国語ではなく英語でコミュニケーションを取るのか」という記事である。

Social Media Why do we communicat on social media in English rather than in our Primary Language ?

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