2013年10月27日

スマートフォンの時報が刻むピンホールカメラの露光時間

街角 京都市中京区仲之町 Holga120Pinhole Neopan100Acros

Time Signal
作例はソーシャルネットFacebookのグループ「ピンホール写真」に投稿したした写真で、比較的反応が多かった作品である。カメラはHOLGA120PCで、これはHOLGA120CFN改造型ピンホールカメラである。後者には焦点距離60mmのレンズが付き、シャッターは1/100ないしバルブだが、ピンホールのほうはストロボを外し、シャッターはバルブのみである。焦点距離48mm、口径比は1:192だから、露光は必然的にスローシャッターになる。感度100のフィルムで昼光下4~8秒くらいだが、これは三脚を使わず、手持ち撮影である。このカメラにはファインダーが付いているので、それを覗きながら撮るのだが、そうするとストップウォッチが使えない。そこでiPhoneに音声タイマーをインストール、イヤホーンで聴きながら撮ってみたのだが、そのスタートボタンとシャッターボタンを同時に落とすのがちょっと煩わしい。アプリケーションを探したところ、TimeSignal(時報時計)に辿り着いた。NTT「117」時報サービスを模したものだが、10秒ごとの音声時報を外し、カチッ、カチッと秒単位で刻む音と、ストックしてある音楽をミックスして聴きながら撮影することにした。なんでもない仕掛けのようだが、なかなか快適である。iPhoneの使い道がひとつ増えた。

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