2018年6月5日

京阪電車が地上を走っていた頃

出番を待つ?

電車の音でよく起こされたもんでしたわ…。糸問屋を営んでいた古老が、目を細めて昔話をしていたことが思い出される。花街宮川町に泊ったときの話だそうである。私も京阪電車が京都市内の地上を走っていたことをよく憶えている。南座前の踏切の遮断機が下りるたびに、四条通の自動車が停滞したことも。

『京阪エクスプレス』
市バスを降りて 三条を東へ
あの娘はまだこない 鴨川プカリ

    線路はクネクネ 淀川ノロノロ
    京阪特急はウロウロ 夢路をウトウト

冬はユリカモメ 春は桜
夏は鮎釣りだけど 秋はなんだっけ

太陽は右左 雲が揺れる
川辺の兎が飛んで 鳥とジョッギング

おじさん何処へ おばさんどちらまで
四角いビルを見上げ ぼくはフラフラ

淀屋橋に滑り込み 終着駅とアナウンス
きみには終りがあるのかい ぼくにもあるのかい
これは京都から京阪特急に乗って仕事場の大阪に通っていた頃、1986年3月に作った歌である。作曲能力がないのでメロディはアメリカの伝承歌謡 "New River Train" のそれを借りている。京阪電鉄が東福寺~三条間の地下化をしたのは翌1987年5月で、自動車交通の混雑が大幅に緩和された。同時に出町柳まで延長され、大阪への通勤圏が広がった。ただし車窓からの風情ある眺めが消え、大いに落胆したものである。歌では淀屋橋が終着駅となっているが、現在は中之島である。当時、この歌を含め、自作の歌を引っ提げて厚かましくもライブハウス『拾得』の「アコースティック飛び入りライブ」のステージに立ったことが懐かしい。今春、新しいギターを入手した。練習し直して再び人前で歌うことをひそかに目論んでいる。

YouTube  "New River Train" performed by the Monroe Brothers 1936

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