2016年4月16日

細野晴臣「コチンの月」と印度下痢旅行団

King Records SKS-28

細野晴臣(ケララ州コチン1978年)
毎年4月の第3土曜日、つまり今日は世界同時開催される「レコード・ストア・デイ」だ。日本も参加、特設サイトを見ると、1978年発売のLP盤、細野晴臣「コチンの月」(COCHIN MOON)も復刻されたようだ。1977年にイルカなどの海洋哺乳類保護運動を支援する、大がかりなコンサートが晴海であった。私は「フィッシュアイ'77」という写真家グループを結成してその記録写真を撮った。その縁で翌年4月、横尾忠則、細野晴臣らのインド旅行団に加わった。帰国後、細野晴臣が作った曲を、イエロー・マジック・バンドが演奏したアルバム「コチンの月」がリリースされたが、ジャケットは私が撮ったインド映画の看板を横尾忠則がコラージュしたものだった。

マラバルホテル(ケララ州コチン)
裏表紙には私が撮影したケララ州コチンのマラバルホテルの写真がストレートで掲載されている。ライナーノーツで太田克彦が「ピンク・ペリカン・ラベルを飲みつつづけていた写真家の大塚さんを除いて全員身体に変調をきたしたインド旅行の病人団員たち」云々と書いている。つまりインドの風土を知っていた私は毎日内臓をアルコール消毒していたが、他の全員が激しい下痢に見舞われた「印度下痢旅行団」でもあったのである。帰国後LP盤がリリースされたが、まったく売れなかったようだ。帰国後、細野晴臣は坂本龍一、高橋幸宏とイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)を結成、世界的なヒット、一世風靡したのはご存知の通りである。つまり「コチンの月」は早すぎた傑作だったのである。

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