2015年12月1日

ポインセチアは天然のフォギーフィルターがお似合い

京都府立植物園(京都市左京区下鴨半木町)

12月。ソーシャルメディア Facebook の写真としてポインセチアの写真を掲載したところ、何人かのかたから早速「いいね!」ボタンを押して頂いた。京都府立植物園の温室で撮ったもので、温室は湿度が高く、寒さで冷えたカメラを持ち込むとたちまちレンズが曇ってしまう。そこで真ん中の部分を指で拭い、円環状の天然のフォギーフィルターもどきに仕立てて利用した。カメラはニコンのコンパクトデジタルカメラで、直接レンズに細工した。高級一眼レフで、レンズに触れるのが憚れるなら、保護フィルターを使うほうが良いかもしれない。ポインセチアは、その名がアメリカ合衆国の初代メキシコ公使であったジョエル・ロバーツ・ポインセット(1779-1851)に由来するように、原産は中南米のメキシコである。なぜクリスマスとポインセチアが結びついたのだろうか。一般的には葉の赤が、十字架にかけられたイエズス・キリストの血に譬えられるからと説明されるようだ。西洋ヒイラギもクリスマスに飾られるが、葉はイエズスのいばらの冠、赤い実はイエズスの血を象徴したものだという。というわけで赤い色がイエズスの磔刑を連想させるため、この時期に苞葉が真っ赤になるポインセチアが飾りに使われるようになったらしい。北半球は真冬、草花の色が乏しい季節なので、以上のような謂われも何となく納得するが、さらに古い伝説が英語版ウィキペディア "Poinsettia" に載っている。16世紀、イエズスの誕生日に教会にお祝いのお供えをするには余りにも貧しい少女がいた。天使のささやき従って彼女は路傍の雑草を摘んで教会の祭壇の前に置いた。すると深紅色の「花」が雑草から発芽し、美しいポインセチアになったというのである。作り話かもしれないが、クリスマスらしい物語である。

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