2015年9月12日

変則チューニングのフィドル曲の変則記譜法

  • ISBN: 0825601452

図は左上のようにフィドルを変則チューニング(C#AEA)した曲の採譜です。この通り弾くと下の譜面のよう響くという仕掛けです。これはマリオン・シードが採用した記譜法です。彼女はオクラホマ大学でヴァイオリン演奏を学び、1928年にオクラホマ州アモリタで教鞭をとり始めたのですが、赴任後すぐに素晴らしい演奏をするオールドタイムフィドラーたちと遭遇、彼らの音楽を分析し記録することがライフワークになった。1967年に「フィドルの本」としてニューヨークのオーク出版から上梓された。収録曲は150以上に及んだこの曲集はアメリカンフィドルの古典的参考書としてベストセラーとなり、多くのフィドラーや愛好家に多大な影響を与えた。アメリカンフィドルに関する名著中の名著で、現在はペーパーバックス版が入手可能である。今、このような採譜作業をするなら、五線譜ならぬ四線譜のタブラチュアで記述したらどうかと思う人が多いだろう。しかしクラシック音楽の素養がある人には、マリオン・シードの方法のほうが分かり易いかもしれない。

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