2014年5月27日

風刺漫画に斬られた安倍首相


英語のコミック(comics)に相当する日本語は漫画だが、カートゥーン(cartoon)も同じ日本語が訳語として使われていたらしい。欧米では子供向けのアニメーション作品を指し示すと共に、一コマの風刺漫画を意味することが多いようだ。かつて週刊朝日で山藤章二氏の「ブラック・アングル」を愛読していたが、最近は同誌を購読してしていないので、風刺漫画が視界から失せたような気がする。氏にとって故・田中角栄元首相は格好の素材だったと想像されるが、現政権の安倍晋三首相はどうだろうか。図書館でバックナンバーを閲覧しよう。ところで上掲のイラストはカナダ在住のトーマス・ウォン氏の作品で、「攻撃的な日本の首相安倍晋三」というタイトルがついている。我慢できず剣の鞘を抜こうとしている図柄だが、この漫画で斬られてるのは首相自身だと私は思う。似顔絵の神髄は誇張にあるが、この戯画は「異常な宰相」を見事に活写している。ウォン氏は1948年中国生まれ、香港の日刊紙で活躍した後カナダに移住した。現在は英国の新聞に、アジア・パシフィック地域の国際政治を風刺した作品を寄せている。

2014年5月24日

ドブロ / リゾネーター・ギターの秘密

The secrets of the Dobro/Resonator guitar © Dancsák András
画像をクリックすると虫眼鏡付きページに移動します

事故で亡くなったドク・ワトソンの息子マールの追悼コンサート「MerleFest」のビデオをYouTubeで観ていたら、サム・ブッシュがリゾネーター(共鳴板)付きのマンドリンを弾いていた。リゾネーター付きの弦楽器は一般に「ドブロ」と呼ばれるが、ギターではジェリー・ダグラスが有名である。言葉よりイラストほうが説明しやすいと思い画像検索したところ、ハンガリーのダンクサク・アンドラス氏のページに「ドブロ/リゾネーター・ギターの秘密」というインフォグラフィックがあったのでシェアした。要するに共鳴板が振動して大きな音が出るのだが、ブルーグラス音楽がこの楽器を有名にしたといえる。上掲イラストは字が小さく読めないが、クリックすると虫眼鏡付き画像のページに移動することができる。

PDF  Sam Bush ~ Merlefest 2014

2014年5月23日

厄介なウィンドウズ用フォントの選択


長い間放置してあったウェブページの再構築をして以来、表示フォントに強い興味を覚えるようになった。いやむしろ悩むようになったと言ったほうがよいかもしれない。すでに触れた気がするが、マックとウィンドウズではフォントが違う。これは越え難い壁ではある。当ブログのマック用フォントはヒラギノ角ゴシックを指定してある。問題はウィンドウズ用である。ご存知MSゴシックは綺麗なフォントとは言い難い。そこで問題を含むが、メイリオを指定してみた。欧文フォントはセリフ系のGeorgiaが好きなので、これを本文用に援用した。ところがIEでブラウズすると、何故か日本語がMSゴシックになってしまう。
font-family: "Lucida Grande", "ヒラギノ角ゴ ProN W3", "Hiragino Kaku Gothic ProN", Georgia, Meiryo, メイリオ, sans-serif;
CSS(スタイルシート)で上記のようなフォント指定記述をすれば、ウィンドウズでは日本語フォントはメイリオになる筈なのだが、どうやらこのブログは特殊らしく、駄目である。試しにGeorgiaをメイリオの後ろに移動したら、当然のことながらChromeでは欧文もメイリオになってしまう。当サイト訪問者のブラウザはIE(24%)がやはりトップで、Chrome (22%)、Firefox (19%)、Safari (15%)と続く。だからIEは無視できないのだが、良い方法が見つからない。実に厄介で悩ましい。

2014年5月20日

黒白フィルム製品情報と現像処理のデータシート

ロールフィルム現像処理用具
黒白フィルム製品資料
黒白フィルム現像処理


ピンホール写真サイトの「技術資料」に、ダウンロードしてあった黒白フィルムの製品情報および現像処理に関するデーターシートを掲載した。すでに発売中止になっている製品もあり、それらのデーターシートがメーカーのサイトから消えつつある。そういう観点に立てば、旧コニカのデータも保存しておけば良かったと思っている。いろいろな意味を込めて掲載したが、リンクを設定したので、当ページからもPDFファイルをダウンロードできる。

2014年5月18日

長時間露光は針孔写真機の得意技

清滝川(京都市右京区嵯峨清滝町)
Harman TiTan 4x5 Pinhole with Neopan 100 Acros

普通のカメラでも絞りを小さくしたり、NDフィルターを使ってフィルムの感度を落とせば、長時間露光ができる。ピンホールカメラは文字通り針孔、レンズに相当する部分の口径が小さいので、技巧を加えなくても長時間露光が強いられる。というより速いシャッターが切れないのだ。その特性を活かして動くものを撮る人が多い。例えば波が次々と打ち寄せる海岸でも、長時間露光すると海面が鏡のように平らになり、非日常的な作品ができる。写真は京都市右京区の清滝川で撮影したもので、露光時間は2分だった。長時間露光で注意する点は相反則不軌現象で、フィルムの感度が落ちる。その点、使用した富士フイルムのネオパン100アクロスは低照度長時間露光でも感度低下が少ないので、ピンホール写真向きと言える。ところで写真は自己表現の手段でもあるが、人を街へ、野へと誘ういうシステムでもある。その点が一番大事だと私は思っている。

2014年5月15日

ピンホール写真サイトの日本語版を作る


これまで英文のみだった「ピンホール写真」サイトの日本語バージョンをやっと作った。これで「フィドル音楽」と合わせた日本語ページは、以下の構成になった。


英文サイトを優先させたのは、国内のピンホール写真人口が少なく、海外からのアクセスを期待したからだ。それに日本語サイトを作るのは何となく億劫であることも要因になった。別に英語に堪能とうことではなく、書くこと自体は日本語のほうが楽であることは言うまでもない。しかしこれまで触れてきたように、日本語の場合マックとウィンドウズではフォントが違い過ぎるので、デザインが難しい。英文だけでいいかなと思っていたが、若干の技術資料も含んでいるので、重い腰を上げた次第である。

2014年5月10日

アンセル・アダムズが撮影したマンザナー強制収容所の日系人

Tōyō Miatake Family  at Manzanar Relocation Center by Ansel Adams, 1943.
http://www.loc.gov/pictures/item/2002695405/

米国連邦議会図書館が、戦時下のカリフォルニア州マンザナー強制収容所で、かの有名な写真家アンセル・アダムズ(1902-1984)が撮影した日系人の写真をアーカイブした。200点を超える写真の大多数は肖像作品だが、日常生活、農作業、スポーツ、そしてレジャー活動の光景も含まれている。なかでも目を引くのは、隠し持ったレンズでカメラを作り、収容所で暮らす日系人を撮影したことで知られる宮武東洋(1896–1979)一家の写真である。宮武と彼の妻が居間で娘と話している写真で、長椅子には3人の息子が写っている。写真を寄贈したアンセル・アダムスは「マンザナー・コレクションは重要な資料だと思います」という手紙を添えたという。

2014年5月6日

花が美しいのは葉を開かせるために散るからなのだ

御室桜  仁和寺(京都市右京区御室大内)

仁和寺の「御室桜」を初めて観たのは、遥か昔、1960年代末だったと思う。遅咲きの低木で「花が低い」ことから、女性の容姿を揶揄する代名詞であることもその頃知った。そして何よりも印象に残っているのは、チマチョゴリを着た女性たちが、鉦や太鼓をバックに踊っていたことである。満開の桜に浮かれ、酒宴を張るのは日本人だけではないんだ、と妙に感心したものである。もっとも今では境内での歌舞音曲、酒宴を楽しむことは無理なのだが、懐かしい光景として瞼に残っている。
風よ 少しそっと吹いてくれ
雨よ もうそろそろ止んではくれないのか?
私は重く まもなく落ちてしまいそうだ
私のことだ この花を咲かせるために
長い冬の暴風も雪寒も 我慢して耐えてきた
世の中も あまりに薄情で恨めしい
昨日は満開になった私を見て美しいと言い
今日は散りゆく私を見て感嘆の声をあげる
もはや感嘆も忘れて踏みしめる
いっそ花を咲かせずに 醜い葉にでもなってしまえば良かったのに
春の花よ 悲しむな
お前が美しいのは永遠でなくて
葉を開かせるために散るからなのだ
これは昨5月5日付の韓国紙「中央日報日本語版」に掲載されていた詩である。同紙編集部に寄せられた手紙に、毎年起きる事故に不感症になっている国を憂えた文章が綴られていたという。「あまりにも虚しく崩れつつある韓国の現実を見て、経済強国、韓流文化、強大国防を叫ぶ大韓民国が、どの一瞬に崩れ去るのだろうかと心配になります」。そして最後の1枚にこの詩が書かれていたという。記事に添えられた写真を見ると手紙はハングル、だから日本語版編集者が和訳したものだろう。日本人もその心情を共有できる、素晴らしい詩である。

2014年5月5日

通崎睦美 [選] 展 コレクションとクリエイション

クリックすると拡大画像が展開します

日 時:2014年5月20日 (火)~6月29日(日)10:00 ~17:00(月曜休館)
会 場:東大阪市民美術センター
東大阪市吉田6丁目7-22(アクセス
料 金:一般(高校生以上)500円/中学生以下、65歳以上の方、障害者手帳など持参の方は無料
詳 細:http://www11.ocn.ne.jp/~ham/exhibition/index.html

PDF  フライヤーのダウンロード(PDFファイル577KB)

2014年5月4日

世界ピンホール写真デーのセルフィー

Selfie on WPPD 2014 at Kyoto Tower with Holga120 Pinhole

先月下旬から咳が止まらないので呼吸器科に診て貰った。すると次は喉が腫れて痛くなり、耳鼻咽喉科で抗生物質などを処方して貰った。ところが喉の痛みは取れたものの、咳が残り、連休に入って悪化してしまった。というわけで体調不良なのだが、29日の世界ピンホール写真デーに撮影した写真を主催サイトのギャラリーの投稿した。写真は京都タワー前で撮ったセルフィー(自写像)である。携帯電話の光景はよく見かけるが、ピンホールカメラなので通りかかった人が不思議に思ったかもしれない。投稿は昨日で、私の作品エントリーナンバーは#1754だった。念のため日本からの参加数を調べたところ、5月4日現在43名とやはり少ない。

2014年5月1日

会員が1000人を超えたFBピンホール写真グループ


ソーシャルメディアFacebookのグループ「ピンホール写真」のメンバーが1000人を超えた。欧米流に言えばマイルストーン、日本流に言えば一里塚に到着したことになる。1000人を超えるグループは珍しくないが、自分が創設しただけに感慨深いものがある。メンバー構成は外国人が9割以上を占めている。日本のピンホール写真人口は不明だが、日本針穴写真協会(JPPS)の会員数が現在160名だから決して多いとは言えない。グループがピンホール写真の普及に寄与できることを願っている。

Facebook  ピンホール写真(https://www.facebook.com/groups/pinhole/)