2014年3月31日

第7回PRISM写真展のご案内


日 時:2014年4月4日(金)~10日(木)10:00 ~19:00(最終日は14:00まで)
会 場:富士フイルムフォトサロン大阪
大阪市中央区本町2-5-7 大阪丸紅ビル1F地図  電話: 06-6205-8000
出 展:大谷恒子・大塚努・織田阿都子・久保田優・久保田多喜子・久保田肇・柴生田輝夫・藤田玲子・牧野昭子・森本晃・森本郁恵

2014年3月26日

アフリカ系アメリカ人の奴隷生活を描いたイーストマン・ジョンソン


それぞれの国における、ある人物の知名度は、インターネット百科事典ウィキペディアに反映しているような気がする。アメリカの南北戦争(1861-1865)時代の画家、イーストマン・ジョンソン(1824-1906)に関しては英文のそれが詳しいが、日本語語版はない。日本では余り知られていないかもしれない。1849年、デュッセルドルフアートスクールに学び、17世紀の画家ミレーの影響を受けた。ニューヨークのメトロポリタン美術館の共同創立者として知られ、リンカーン大統領など著名人の肖像画を残している。しかし彼は無名の人々へも視線を注いでいる。注目すべきは、奴隷解放令以前の、南部のアフリカ系アメリカ人のコミュニティ、つまり奴隷生活を記録していることだ。私が特に興味を持ったのは、バンジョーやフィドルといった楽器が登場する絵である。特にバンジョーは、そのルーツを西アフリカに求めることができるが、南部のコミュニティの中でのそれを写した写真を見たことがない。そういう意味でも、大衆音楽史の貴重な記録絵画である。なおフィドル弾きを描いた絵を拙サイト「フィドル音楽」のトップページに掲載した。興味あるかたは下記リンクボタンをクリックして欲しい。

Fiddle Music  Fiddling His Way, Eastman Johnson, American painter (1824-1906)

2014年3月21日

世界に対するステロタイプな見方を地図化

Mapping Stereotypes  ©Yanko Tsvetkov

ベルギー生まれで英国在住のグラフィックアーティスト、ヤンコ・ツウェトコフ氏が描いた「アメリカ人によるステロタイプのアジア」である。日本が「寿司」「忍者」であることは想像通りである。本来なら「原発」と冠されても仕方ないのだが。氏はこのような地図を2010年ごろから制作し始めたようだが、ヨーロッパおよびアメリカのものが多種多様いろいろ揃っている。興味あるかたはウェブサイトを訪問することをお勧めする。ポスターの販売もしている。(via: http://alphadesigner.com/

2014年3月19日

やっと一段落したウェブサイト改修工事


ウェブサイト「フィドル音楽」に続き「ピンホール写真」のページ改修工事が一段落した。ギャラリーでは「京都素描」「メメントモリ」「平安装束」が揃った。強いて足すなら「北山物語」だけど、肝心の写真が揃ってないので、できたら夏ごろまでに掲載できればと思っている。とはいえ、ネットショッピングなどを主眼とした企業サイトはともかく、個人のサイトでの訪問者の滞在時間は短いと推測される。だからコンテンツを無暗に増やすのは禁物と自戒している。すでに書いてきた通り、ベースになってるサイトは10年前に作ったものだが、デザインの基本構成をCSS(スタイルシート)で記述できたのが、ちょっぴり嬉しいといえば嬉しい。ウェブデザインに関しては全くの素人だけど、ビジネスサイトじゃないので、汎用性よりも独自性に力点を置いたことを理解していただければと思っている。余談ながらページの表紙に「アクセスカウンター」を表示していますが、手元の「アクセス解析ツール」と数字が違うので戸惑います。要は訪問者数とページビュー数の違いかもしれないのですが、辻褄が合いません。ま、いいか。

2014年3月18日

アートでふくらむココロの世界~臨床美術作品展

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日時:2014年3月19日(水)~23日(日) 12:00~19:00(土日祝は11:00~)
会場:元・立誠小学校 1・2階
京都市中京区蛸薬師通河原町東入る
主催:京都<臨床美術>をすすめる会

JPEG  フライヤーの裏面(JPEG 750×1055 ピクセル)の表示

2014年3月13日

ウェブデザインの決め手はフォントの選択だけど

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今月初めから改修をしていたウェブサイト「フィドル音楽」の工事が一段落した。元々は写真を大きくすることから始まった作業だったけど、CSS(スタイルシート)をいじってページ自体のデザインをし直したため、意外と時間がかかってしまった。しかしコンテンツを増やすことは可能で「終わった」わけではない。何度か書いたようにHTML5の完全導入に至っていない。なにしろウェブ作成に触れたのは10年ぶりだったので、戸惑いも多かったが、学ぶ楽しさも味わった。と同時に現場で仕事をしているウェブデザイナーの苦労を垣間見たのも収穫であった。一番の問題点、それはWindowsとMacのフォントの違いである。似たようなフォントがあるけど、やはり根本的には違うのである。私も両方のマシンでチェックしたのだが、両者の溝を埋めるは難しい。これはウェブをデザインする場合、かなり厄介なことだと再認識した。

Trajan Pro
また美しいけど、特殊なフォントも駄目である。例えば「メイリオ」を使っているサイトを散見するが、このフォントを持ってない端末ではデザインが崩れてしまう。また私は「TrajanPro」という、小文字がないフォントが好きなのだが、Adobeのタイプデザイナーが制作したものなので、Adobeのソフトを使ってないマシンでは表示されない。サイト「フィドル音楽」の各ページのタイトルにこれを使っているが、テキストではなく、実は画像ファイルである。私はもっとも美しいサイトのひとつとしてアップル社のそれを挙げるが、実はテキストの代わりに画像ファイルの文字が多用されているのである。デザインを重視する余りとは思うけど、そうならざるを得ないのが現状のようだ。

2014年3月12日

世界ピンホール写真デーは4月27日(日)です


毎年4月の最終日曜日は世界ピンホール写真デーWorldwide Pinhole Photography Day)で、今年は4月27日(日)です。この日に制作されたピンホール写真をウェブサイトにアップロードすると、ギャラリーに掲載されます。ちょっと先になるのですが、WPPDのホームページおよび私が管理しているFacebookグループ「ピンホール写真」に新しいプロモーション用画像が掲載されましたので、ここに紹介します。開催期日が迫れば新たなフライヤ―ないしポスター用の画像ファイルがウェブサイトに掲載されると思いますので、またお知らせする予定です。

2014年3月10日

再掲:福島原子力発電所爆発3分後の人工衛星写真

2011年3月14日午前11時04分:東京電力福島第1原子力発電所爆発3分後の衛星写真  ©DigitalGlobe

私は3年前の2011年3月21日、米国デジタルグローブ社の人工衛星が捉えた、同発電所の高解像度写真3葉を当ブログに掲載した。事故を風化させないために、そのうちの1枚、3月14日の写真を再掲する。同日11時1分に3号機の建屋が爆発し、大量の煙が上がったのだが、その3分後に衛星が捉えた写真である。写真の転載は非営利サイトに限り可能、デジタルグローブ社のURLを含めた著作権表示をお忘れなく。

JPEG  オリジナルサイズの写真(JPEG 1417×956 ピクセル)の表示

2014年3月7日

旧海軍特殊潜航艇「蛟竜」の残影に思う

特殊潜航艇「蛟竜」 広島県の旧呉海軍工廠分廠 1945年10月19日

写真は旧海軍の特殊潜航艇「蛟竜」の写真である。米海軍の歴史アーカイブサイト「Naval History & Heritage」からの引用で「Type D ("Koryu") Midget Submarines」と題された写真がアーカイブされている。この「蛟竜」は、旧海軍の特殊潜航艇の一種である「甲標的丁型」のことのようだ。高橋晴雄氏の「海軍の自分史」には次のような記述がある。
同じ特殊潜航艇でも、真珠湾を攻撃した艇は「甲標的」と呼ばれており、搭乗員は2名、艇には充電のための発電装置がなく、蓄電池の容量のみに頼るため航続距離が短かかった。その後、「乙型」「丙型」と順次改善が図られ、昭和19年5月には「丁型」の試作一号艇が完成、20年5月には「甲標的丁型」は正式に特攻兵器として「蛟竜」と命名され正式採用された。各海軍工廠、民間造船所を総動員して大量生産の実現を図ったが、資材の不足や構造が複雑なこともあって建造はなかなか進まなかったようである。
今日「終戦の日」は昭和天皇が玉音放送によって、日本政府がポツダム宣言の受諾を連合国側に通告したことを国民に公表した1945年8月15日とするのが一般的である。この写真は同年10月に撮影されたもので、特殊潜航艇「蛟竜」が建造半ばで放置されたことを物語っている。それにしてもこのような写真が米国のサイトにアーカイブされ、日本のサイトにない不思議を感ぜざるを得ない。

2014年3月6日

今年もやります!バイバイ原発3・8きょうと

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日  時: 2014年3月8日(土)午後1時30分~2時45分
会  場: 円山野外音楽堂・円山公園しだれ桜周辺・
主  催: バイバイ原発きょうと実行委員会

JPEG  フライヤー裏面のダウンロード(JPEG 1.73MB)

2014年3月5日

安倍政権の原発推進にストップをかけるには


奢れる安倍政権が原発再稼働を急いでいる。数を頼りに暴走する政権に歯止めをかけるのは誰だろうか。私は先の東京知事選における「細川・小泉」路線に期待したのだが、反原発候補一本化希求に対し日本共産党の邪魔が入り、叶わぬ夢と化した。ところで朝日新聞電子版2013年10月05日付けに「自民若手にも再稼働慎重派」という記事があった。曰く「足元の自民党から異論が出始めた。安倍晋三首相に真っ向から再考を迫るベテラン議員に加え、東京電力福島第一原発事故後の国政選挙で当選した1年生議員も声を上げ始めた」云々。しかしこの動きは都知事選以降、なりを鎮めている感がある。環境運動はともするとファンダメンタルになりがちという感触を私は持っている。都知事選では「小泉がバックにいるから嫌だ」というわけで、ハナから当選しそうもない宇都宮氏を推した人も多かったようだ。ドイツにおいて何故緑の党が躍進したか、そのことを考察すれば、自ずと答えが出てくる筈である。残念ながら政治は理念ではなく、妥協も必要なのである。いわば「細川・小泉」路線は保守系の人々を巻き込むという点で貴重なコンビだったのだが、それが悔やまれる。

2014年3月3日

古風な伝統を受け継ぐL.L.Bean製のリュックを買う

L.L.Bean Rucksack  Holga 120 PC and Harman TiTAN 4x5 Pinhole

渓流撮影行のためリュックを購入した。米国のL.L.Bean製で、この手のアウトドア製品を買うのは、1980年代中ごろ入手したシェラデザインのデイパック以来かもしれない。カメラ店にはテンバやロープロなど、カメラバックメーカーのリュックが並んでいるが、どうも食指が動かなかった。クッション材による仕切りなどのインナーが付いているせいか、割高感は否めないし、機能的のようで非機能的な感じすらするからだ。要するにお節介なのである。メイン州に本社を置くL.L.Beanはニューイングランドの古風で保守的な伝統を受け継ぐアウトドア用品店だが、最近ではその色彩が薄れたものの、やや野暮ったいデザインに魅力を感じている。カメラバッグはショルダー式の方が使いやすい。リュックのようにいちいち背から降ろさなくても、肩にかけたまま機材を取り出せるからだ。しかしリュックは両肩、腰に重力が分散されるので疲れない。そして何よりも足元が悪い渓流や山道では安定した歩行ができる。私は一種のバッグマニアで、何故か新しいのを買うと写欲が湧いてくる。3月になったがまだ寒い。4月になったらこのリュックを背に、取り敢えず清滝川を流れ歩こうかと思っている。

2014年3月1日

世界写真の日を8月19日にしようというプロジェクト

ニエプス「ル・グラの窓からの眺め」1827年(1826年という説もある)

「島津斉彬」(1857年)
日本の「写真の日」は日本写真協会が1951年に制定したもので、6月1日になっている。天保12年(1841年)6月1日に上野俊之丞が薩摩藩主島津斉彬を撮影したという口伝によるものだ。しかしこれは間違いで斉彬の肖像写真は市来四郎などの薩摩藩の若い研究者たちが、安政4年(1857)に撮影したものだった。にもかかわらず修正されないままこの日が現在でも「写真の日」となっている。ところで2009年にオーストラリアの写真家コルスク・アラ氏が、8月19日を「世界写真の日」にしようというプロジェクトを立ち上げた。ルイ・ジャック・マンデ・ダゲール(1787-1851)が開発したダゲレオタイプが、フランス学士院で発表公開された1839年8月19日に由来するものである。とはいえ、この日が写真術発明の日ではないのである。カメラオブスクラの映像を長く定着させることにはじめて成功したのは1824年のことといわれている。フランスの彫版師ジョセフ・ニセフォール・ニエプス(1765-1833)のヘリオグラフィー(「太陽で描く」という意味)で、現存する世界最古の写真は彼が1825年に撮影した「馬引く男」である。

ダゲールのダゲレオタイプ(1837年)
一方、イギリスの科学者ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット(1800-1877)がカロタイプを1835年8月に発明していたが、製法を秘密にしていたために写真術開発の名誉をダゲールに取られる形となったのである。ダゲレオタイプは左右逆の1枚のポジ画像しか得られないという欠点があった。カロタイプはネガを作ることから実用性に優れており、現在のネガ・ポジ法の始まりとなった。というわけで写真術の発明に関しては様々な歴史的エピソードがある。8月19日を「世界写真の日」にしようというアイデアは、ヘリオグラフィやカロタイプ誕生の月日を特定できないのからだと私は単純に推測している。世界初の写真は明らかにニエプスのそれであり、制定に抵抗を感ずる人も多いだろう。いずれにしても、今年も8月19日にプロジェクトによるオンラインギャラリーが開催される。

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