2012年9月4日

消化器のガン検査は内視鏡が一番

手術後の栄養補給 京都第二赤十字病院(京都市上京区釜座通丸太町上る)Fujifilm Finepix X100

大腸に悪性腫瘍が見つかり、内視鏡による切除手術をした。ガンの治療は二度目で、最初は7年半前の2005年春に遡る。毎年人間ドックで健康診断していたが、胃の透視の結果、内視鏡による再検査を受けるように言われた。京都第二日赤病院の消化器内科で検査したところ、胃ガンと分かり手術することになった。内科から外科にバトンタッチ、外科部長から説明を受けた。胃壁は内側から粘膜層、粘膜下層、筋肉層でできている。ガン細胞が深い部分まで達していると、リンパ節に転移している可能性があり、それが厄介だと脅された。だから手術そのものより、手術後の生体組織診断の結果が気がかりだった。結果が分かるまで数日を要したが、その間はまさに戦々恐々の気分であったことを思い出す。結果は転移が認められず、その後は抗がん剤その他一切の治療はしていない。

だたしそれ以来、胃は毎年、大腸は3年に一度内視鏡検査をすることにした。そして今年の7月の検査で大腸に平べったい悪性腫瘍があるのが見つかったのである。医師の話では、おそらく1年ほど前からできたもので、進行が遅いので「早期発見」だという。従って開腹による外科手術ではなく、内視鏡で切除できるという。大腸も胃と同じく粘膜層、粘膜下層そして筋肉層でできている。従って胃と同じように粘膜からその下の層へガン細胞が達していれば転移の可能性がある。これまた生体組織診断の結果が気になったが、幸い深い層への浸潤はなかったようである。二度のガン治療で痛感したのは、やはり早期発見が大事であるということである。消化器の検査は、私見によればレントゲン透視や検便よりも、内視鏡が一番確実だと感じている。いずれにしてもある年齢に達したら、定期検査を怠らないことを強く勧めたい。

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