2011年7月16日

人形が持つ翳りの魔力

市松人形 昔人形青山(京都市北区室町通北大路下る) Fujifilm Finepix X100

人形、特に江戸時代の市松人形を欲しいと思うことがある。大の男がと思うかもしれないが、人形には何故か翳りがあり、そこに魔力を感ずる。購入したいが、たぶん家人に反対されるに違いない。それに骨董人形は高価である。人形は文字通りヒトガタである。そのヒトガタに人間の魂が乗り移ってると彼女は感じているらしい。そういえば「縁切り祈願」で知られる中京区河原町通二条上るの法雲寺を参詣したところ、かつては五寸釘を刺した藁人形が置かれ、妖しい雰囲気が祠に漂っていたと住職に聞いた。つまり人形は人間の化身と言えなくもないのだ。祇園祭の喧騒を避け、北大路通から室町通を下ったギャラリー&カフェ「昔人形青山」を訪ねた。ずいぶん昔、まだ昭和の時代に一度行ったきりだったので、健在かどうか心配だった。しかしそれは杞憂に過ぎなかったようだ。アイスコーヒーをいただいたあと、奥の座敷に上がり、市松人形を撮らせて貰った。照明が暗く三脚を使わない手持ち撮影だったので、感度を3,200に上げたが(1/15秒 絞りF4.0)、ノイズは入らなかった。色温度補正を含め、このような芸当はフィルムカメラではちょっと無理である。

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